【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

その2 ページ33

ポカン…とする松田の方を見やるランカ

女子二人は圧倒的美女の登場で諦めたのか

いつの間にかいなくなっていた


『君が、研二君の親友だね？私はランカ・A。ランカと呼んでくれて構わないよ』

松「…あ、あぁ…俺は松田陣平。よろしくな」

ランカから差し出された手を

松田はしっかり握り返したのだったー




世界の様々な珈琲が飲める珈琲展覧会

そこで各々気に入った珈琲を入れつつ

フードコートで落ち着いた3人

萩原は嬉しそうにニコニコ笑いながらランカに助けられた経緯を改めて松田に説明する

萩「…でね！もうダメだって時に颯爽と現れたのが！ランカさん！！もうその時俺の心はランカさんに盗まれちまったってわけ！」

『？…心臓は取ってねぇよ』

萩「言葉の綾！…で？納得いった？」

黙り込みつつ、ランカに目線を向ける松田

ランカは、ふふと笑いつつ珈琲を飲む

そんな動作さえも絵になるのか

周りの何人かはその姿をみて息を飲んでいた


『…君達は、随分仲が良いんだね』

萩「あ、分かる〜？」

松「…どうして、そう思った？」

『研二君に、変な虫が着いていないか君が確認しに来たんだろう？』


ずばりと言い当てるランカに
目を見開く松田

ランカはなんて事ないように続ける

『君達2人は、日頃から先程のような女性達に声をかけられることは多いんだろう。またか、と言いたげな顔をしていたからね』

松「…あんたは、違うとでも？」

萩「松田！」


『違う』


ハッキリ言い切るランカ

松田は真相を見抜こうと目線を外さない



『生憎だが、顔が整っているだけの男に興味は無いんでね』

そう言って、鼻で笑うランカに

松田は目を見開いて固まり
萩原は流石ランカさん！なんて嬉しそうに笑うのだった



結局、どこが松田の気に入ったポイントになったのかは分からないが

松田もランカと連絡先を交換する

松「あんたの事、色々知りたくなったぜ。よろしくな、ランカ」

萩「あ！呼び捨てにするなよ！俺だってランカさん呼びなのに〜」

『好きに呼べよ…まぁ、宜しくな。松田』

松「…萩原は名前呼びなら、俺も名前で呼べよ」

『まだ、そこまで仲良くねぇだろ』

松「へぇ…絶対名前呼びさせてやる」

ぎらりと笑う松田に

萩原は余計なライバルを増やした？と今更少しだけ後悔するのだったー


NEXT コナンズ ヒーント！

"変装と変声"

『あの美人さんには悪い事したなぁ』

「次回はあの方と話し合い！？」

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