【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part4

その2 ページ45

辰巳「頭…なんでこんな所に…？」

そこで、辰巳はまさか頭が放火魔…？と不安になったその時ー


頭はお気に入りの大人の本を手にしゃがみこむ



頭「やっぱやめよかな、捨てるの…気に入ってるしな」

銀「エッ チな本捨てに来ただけみてぇだ」


その事実にコケた辰巳
結果として頭にバレてしまったー



頭は未だに放火魔を追う辰巳に呆れたように辞めるよう諭す

その2人の言い合いを見つめながら

ふと近づく気配にそちらを見やるランカ


エッ チな本を見つめながら
銀「ランカじゃねぇとやっぱ元気にならねぇな〜。俺の息子〜」

などと言っている銀時の前に誰かが立つ


眼鏡をかけた地味な青年は
何故そんな本が置いてあるのか問いかける


銀「決まってんだろ、読んだら燃えるからだ。俺は燃えねぇけど」


そう言った瞬間、銀時の足元の本が燃え出す

そう、目の前の男こそ連続放火魔の犯人だったのだー



銀「待てコラぁぁぁぁ！！」

『っ銀時！…たく』

放火魔を追いかける銀時

ランカは溜息をはくと、隣が燃え移ってるのに気がつく

『辰巳！！』

辰「ウス！火事だ！逃げろ！！」

辰巳の掛け声で逃げる街の人々

しかし、難聴の爺さんが家から逃げようとしない

辰「ランカさん！ウチらの組が来ますんで、ここへ誘導して下さい！オレは爺引きずって来ます！」

『っおい！辰巳！…あ、ハゲジジイ！』

ランカは、追いかけるよりよりも
誘導し迅速な火消しを行うことを優先するのだったー



放火魔を引っ捕まえて戻ってきた銀時

ランカに放火魔を預けるとチラリと見る

銀「…ちょっくら、シャボン玉吹き上げてくるわ」

『…早くしろよ。あれは熱にはそう強くねえ』

中へ入っていく銀時をランカは黙って見送るのだったー




入れ替わりで逃げ遅れた爺を連れて戻ってきた辰巳

また中に入ろうとするのをランカが引き止める


辰「離してくれ！まだ中に頭が！」

『辰巳、安心しろ…アイツが行ったんだ。絶対に助けてくれる』

辰「ーっ！」

程なくして、銀時は頭を連れて出てきて

無事死者を出すことなく家事は鎮圧されたのだったー




数日後

散らかす銀時に説教する新八

そこら辺の新聞を片付けようとして止められる


そこへ、おやつの手作りケーキを持ったランカが現れる

『おやつだぞ〜…あら、新八。そいつは置いといてくれや』

新「あ、ランカさんが見てたんですね、すみません」

銀「態度違いすぎるだろコノヤロー」

平和な万事屋にランカは優しく笑うのだった

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