その4 ページ41
公園のベンチにて
買ってきた紙オムツを手際良く替えてあげるランカ
銀時は良い奥さんだなぁ…と勝手に妄想しつつ隣に座る
少しだけ違和感に眉をひそめつつも
ランカに抱かれると大人しくなる赤ん坊
銀時はそれを優しい目で見つめると
赤ん坊を紐で自分に縛り付ける
銀「あー、全く今日は俺も赤ん坊も厄日だ。ランカちゃんと擬似家族ごっこ出来たくらいかな。いい事は」
『何だかんだ、いい父さんしてたぞ』
銀「そう?…いいか、人生ってのは大半が面倒な事ばかりなんだよでも悪い事ばかりじゃねぇよ?」
『そうそう、こういう一日の終わりに飲む酒は格別なんだよ』
銀「世界一の美人さんがお酌してくれるとなりゃ、そりゃあ完璧さ」
『終わったら、3人で一杯やるか』
橋田屋の塔を見つめる銀時とランカ
その2人の顔を見て、赤ん坊は嬉しそうに笑うのだったー
一方
橋田屋の塔にて銀時達を待ち構える一人の男
先程銀時達を見逃した男は
ぺろりと唇を舐めて
ニタリと口元を歪ます
岡「…あぁ、あんなに綺麗な色は初めてお目にかかるねぇ…あの人が気にするだけの事はある…何色と表現するのも難しい…海の色…空の色…だめだ、陳腐になっちまう…もう一度、あって刀を混じえたら…その色がより濃く見えるのかねぇ…ランカさん」
その独り言は誰に届くでもなく
そのすぐ後に
橋田屋に潜入していた神楽と新八
そして巻き込まれた長谷川さんは
攘夷浪士達にあえなく捕まってしまうのだった
〜オマケ〜
もし、赤ん坊を先に見つけていたのがランカだったら
『………』
赤「ばぁぶ」
『…大変だ、銀時!』
銀「呼んだ!?何…」
赤ん坊を抱き抱えるランカ
『赤ん坊がー』
銀「ランカ、結婚しよう」
『ハア!?』
銀「指輪は今度用意する。俺パチンコ断ちして真面目に働くから。絶対ランカとその子護って行くから」
『いや、待て!落ち着け!!』
銀「にしても可愛いなぁ…俺にそっくりだが…目はランカかな?」
『いや、目の色もお前…というか、俺じゃない!』
銀「照れなくて良い。俺ダメダメだけど絶対何があってもランカとこいつを幸せにするから」
『いや、真面目なのは良いけど!聞け!!』
暴走しまくる銀時
勿論身に覚えは無いが責任は間違いなく取る
外堀から埋めまくってやろう作戦である
この後、ランカの呼びかけでなんとか誤解は解ける
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カナタ(プロフ) - あはははさん» コメントありがとうございます!まちまちに更新していますので是非是非楽しんで貰えると作者冥利に尽きます!これからもどうぞ宜しくお願いします! (2019年5月16日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - リランさん» コメントありがとうございます!そしてそうでした!すみません…訂正をまたさせていただきます!ご指摘感謝します!これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年5月16日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
あははは - 面白い!こういう夢主もありですよねー。1日1日更新していないかなーと、チェックしてます!更新ガンバ! (2019年5月5日 15時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)
リラン(プロフ) - 海坊主ではなく、星海坊主ですよ!とても面白いです! (2019年5月5日 14時) (レス) id: c050d878db (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 剣の舞さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなりすみません…そして銀さん独占欲丸出しですみません|ω`) (2019年4月22日 0時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月15日 22時