【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part4

その2 ページ39

ランカからミルクを飲ませてもらう赤ん坊

その姿は聖書に書かれてそうな絵画のような美しさで
思わず触れられないように見つめる5人


銀「…俺の未来が目の前に…」

新「もしもボックスでも叶えられませんね。その未来」

神「夢くらい見させてやれヨ」


そのうち、皆赤ん坊にメロメロになり始め
銀時にちなんだ名前をつけ出す始末に

少し離れた所で見ていた銀時は焦り始める

そして遂に動いたー


ランカを赤ん坊ごと姫抱きした銀時は
スナックの扉を蹴破りそのまま逃げ出したのだった

2人と赤ん坊が立ち去った後
1人の人物がスナックお登勢を訪ねる影には
まだ気がついていないままー




赤ん坊はランカの腕の中が気に入ったのか
指をしゃぶりつつ大人しくしている

その間に銀時はランカを降ろして
たまたま巡回中だった沖田を捕まえたのだ


沖「一瞬、ランカさんが産んだのかと思って旦那暗殺計画とランカさん娶り計画を企てちまいました」

銀「お前も中々殺意に満ち溢れてるよな」

『俺には全く心当たりがねぇし、恐らく銀時の言う通り本当にこの子は銀時の子供ではないだろうが…探せないか？』

沖「いくらランカさんの頼みでも無理でさぁ。だってどう考えても旦那の子ですぜ」

そう言うと横になる沖田
探す気は全くないその姿にキレた銀時は
沖田を川に投げ落とすのだったー


銀「全く…俺らそんなに似てるのか？」

赤「ばぶ」

『ふふ、似ているぞ。見た目はそっくりだ』

次へ行こうと歩き出す3人

すると後ろからお妙が2人に声をかける

銀時は何を言われるか分からないとランカの腰をだいて走り出そうとする

が、逃げるのにキレたお妙があずきバーを投げそれを避ける銀時

そしてあずきバーは目の前にいたさっちゃんにぶち当たるー



さっちゃんが目の当たりにしたのは
銀時、銀時そっくりの赤ん坊
その赤ん坊を抱き抱えるランカ


その事実にショックを受けたさっちゃんは
発狂しつつランカに攻撃をしようとする

それを何とか庇うお妙

妙「何言ってるの！？2人は仕事で赤ん坊を預かってるだけよ！ねぇ？銀さん…」

そう言って、後ろを振り返ったお妙

顔がクリソツな銀時と赤ん坊を見てしまいー

妙「クリソツじゃねーか！！」

銀時のみを川に投げ入れる

妙「まさか、ランカさん孕ませてたなんて。同意じゃないんでしょう？最低ですね」

そう言って立ち去る妙

銀時は川に流されていき
ランカは諦めたようにふぅ…と溜息を零してしまうのだったー

その3→←第五十一訓 ミルクは人肌の温度で

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す