【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part4

その2 ページ15

さっちゃんに連れられ
一行は商店街を歩いていた

ここでは数々の忍者が修行し
立派な忍びになっていったと豪語するさっちゃん

そして、1件の本屋を指さした

『本屋…？』

さ「いーい？これから客にも店員にも気づかれずに好みのエ ロ本を買ってきなさい」

いきなりの意味のわからない試練に抗議する新八

しかし、さっちゃんは正式な試験にも採用されていると答える

さ「じゃあ、貴方できるの？完全に己の気配を断ち、誰にも気づかれることなく素早い判断で好みのエ ロ本を手に取り、店員にも気づかれないよう代金を払い、何事も無かったかのように去る」

説明しながら、鮮やかな手つきで本を買ってくるさっちゃん

さ「どう？できる？」

そういった彼女の手には
Ｍっ娘倶楽部と書かれていた

新「あ…やっぱそういう趣味なんだ」

『性 癖まで暴露する必要あったか…？』

さっちゃんの鮮やかな手つきに
桂が1歩前に出る

桂「こんなもの、朝飯前…いや、カレー時前だ！ランカも見ていてくれ。俺の勇姿を！」

『…カレーは置いてった方が良いんじゃねぇか？』

ランカ達の静止も虚しく
カレーを片手に本屋へ向かう桂

神「落とすなよォ、カレー忍者！落としたらお前死ぬからな！」

桂「ルージャ！」

神「ルージャ！」

銀「何その返事！？聞いた事ねぇよ！」

しかし、桂は忍者に匹敵するスピードで本を抜きとると

そのまま料金を支払い店を出る

銀「おいおい、行けんじゃねーの？」

しかし、あと少しの所で
桂は持っていたカレーのルーを零してしまう


新「カレー零したぁ！」

桂「すま、ん…リーダー…ランカ…後は…頼ん…だ…ブバァッ！！」

血を吐き出して倒れる桂

神楽は名を叫びながら走りよった

神「カレー忍者ぁぁぁ！…あれ程、零すなと言ったアルに…」

さ「Bね。スピードは良かったけど、注意力がまるでダメ。次は？」

神「私が行くヨ！」

神楽は強い決意を胸に
地面を匍匐前進しながら店に近づく

やる気満々のその姿に、一同も期待するが

何かに気がついた神楽は泣きながら立ち上がりこちらへと戻ってくる

神「ランカ姉ー、銀ちゃーん…道端に犬のうんこ落ちてた…どうしよ」

銀「だぁぁーー！！」

『落ち着け神楽。とりあえず着替えなきゃな』

桂「リーダー、それはさっき俺が零したカレー…くっさ！！」

神「気休めはよせよ、カレー忍者！…いや、本当のカレー忍者は私さ！」

やけになる神楽
さっちゃんは同情でA評価を与えるのだった

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