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34.何も見えていない ページ43

試合は、いとも早く進んでいく

何故なら、向日のアクロバティックプレイも

忍足の華麗な試合運びもなぜかキレがない


というよりもー


パァン!!



華麗なスマッシュを決めた柳生
そして早くも1ゲームを取られてしまった氷帝チーム


忍足は、漸くその違和感を感じていた


忍「…なんで、や…まるで、全部読まれてるみたいに…」

向「どーなってんだよ!?俺の動きについてくるし…」

向日の弱点は、そこまで持久力がない事だ
長続きすればする程後が苦しい

だから、早めに試合が進むのは悪くない

ただ、自分が負けているというのが問題なのだ



そうこうしているうちに、自分たちにもサーブ権が回るが

それを返せない立海チームではない

やすやすと返すと、向日が打ち込んだボレーすらも柳生が返す

そして、忍足が何とか打ち返した大きなボールを


仁王が、鋭い''レーザービーム''で打ち抜いた


それは、コート内を跳ね激しく網にぶつかる



そこで、漸くその違和感に気がついた


彼らの十八番、入れ替わりを
使われていたのだとー



忍「な…入れ替わりしとったんか…?」


忍足の言葉に、可笑しそうに笑う柳生

柳「今更気付いたんか?」

仁「我々は、ヒントを与えていたつもりなのですが…貴方の眼鏡は伊達メガネではないのですか?」

向「ヒント…?…見た目変えてるのに何がヒントだよ!?」

叫ぶ向日に

柳生になり分かっている仁王は口元を指差した



柳「見んしゃい、ここにホクロあるじゃろ?柳生には本来、ホクロなんて無いんじゃ」

仁「反対に、私にはホクロは有りません。試合前の挑発はわざとそれを見せつける為です…いつもの貴方方なら、それで分かっていたはずですが…」

柳「その目が曇るような事が起こっとるんじゃろうな…そんな腑抜けに、俺ら立海は負けん」


「「ーっ…」」


仁王と柳生の言葉に、顔を青くする2人

後ろの氷帝メンバーも分かっていなかったのか

顔を青くしていた


そのまま、何か反撃するでもなく

仁王と柳生は相手に一点も許す事無く

見事勝利を収めるのだった







『お疲れ様〜、有難うね』

仁「雫、お前さんも中々のペテン師じゃのう」

柳「いきなり、''入れ替わって、わざと相手に分かるよう印を残せ''…何のことかと思いましたが、彼らの実力が落ちていることが分かりました」


雫は、仁王と柳生の言葉に苦笑いをする

その2→←その2



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作品ジャンル:アニメ
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じゃこ(プロフ) - なんで!!なんで!!こんな面白いんですか!!好きすぎます!!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: beb0494169 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 最高ォォォォ!!!!ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新頑張ってください!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
周助愛し隊団長 - 更新ぷりーぶです!!面白い!! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時

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