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33.カッコつけたい あなたの前では ページ41

昼食の後、練習試合をする事となった一同



雫は、昼食用にとお握りを多めに握る

姫「えぇ〜?お肉とかあるのにしないのぉ?」

『え、だって午後から練習試合だよ?重たい物食べると動きにくくなるし…』

姫「そんな訳無いじゃん!じゃあ私氷帝の皆のお昼ご飯作ってあげよ〜っと」

そう言って、お肉やガッツリしたものを手に取る寺神姫に

雫は不安になりつつも
自分の分の仕事をこなす事に決めたのだった





昼食時、寺神姫が笑顔で渡したステーキを
なんとか完食した氷帝メンバー

日吉は、こっそり逃げ切り
雫お手製のお握りを食べて満足していた


そんな光景に、もはや呆れることも出来ない立海レギュラー陣


幸「試合前の基本的な事も知らないのかい?彼女」

『動きにくくなるとは言ったんだけどねぇ…』

真「間違いも気づけんとは…情けない」

柳「雫は、俺達の事を考えて握り飯にしてくれたのだな」

赤「本当、俺らのマネージャーが雫先輩で良かったっス!」

丸「これも美味ぇ〜!」

ジ「それ、俺のだ!」

生「おや、仁王くんがよく食べるのは珍しいですね」

仁「雫の手料理じゃ…何個でもいける」

ワイワイと楽しみながら食事を終えると

少し休憩した後、軽くストレッチをし始めるレギュラー陣

氷帝側は、日吉以外はまだ動けないのか
ベンチで座ってゆっくりしていた


『早いね?まだゆっくりしてても…』

幸「ふふ、君は優しいね…でも、俺達は次の試合で彼らに負けたくないからね」

真「自己管理も出来ておらぬ奴らに負けるとは思えんがな」

柳「取り敢えず、ダブルスで1試合、シングルで1試合だそうだ。誰が行く?」

珍しく、自身のデータも出さずに打診する柳

丸井がその姿に首をかしげると
フッと笑う柳

柳「俺のデータなど、無くとも勝てるさ…今の彼らならな」


幸「じゃあ…ダブルスは柳生と仁王。行けるかい?」

生「えぇ、もちろんです」

仁「雫に良いところ見せるナリ」

丸「えぇ〜!俺は?」

ジ「俺らでも良くないか?」

幸「珍しく、仁王がやる気だからね…シングルは俺が行こう」

真「む、精市が?」

柳「完膚無きまでに倒すつもりか?」

幸「それもあるけど…」


そこで、片付けを終えて戻ってきた雫を見つめる


幸「…俺も、カッコつけたい気分なんだ」


その声の優しい音に

他のメンバーはしょうがないと言うふうに溜息をつくのだったー

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作品ジャンル:アニメ
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じゃこ(プロフ) - なんで!!なんで!!こんな面白いんですか!!好きすぎます!!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: beb0494169 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 最高ォォォォ!!!!ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新頑張ってください!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
周助愛し隊団長 - 更新ぷりーぶです!!面白い!! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時

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