第三十七訓 サンタなんていねーんだよって言い張る奴こそホントはいるって信じたいんだよ 他 ページ43
雪降るクリスマスイヴ
肉まんを買いに行ったっきり戻ってこない銀時を万事屋で待つランカと神楽と定春
コタツでミカンを剥きながらテレビを見ていると
ふと、神楽はランカに質問する
神「ランカ姉、クリスマスに銀ちゃんとデートした事あるアルか?」
『…いきなりどうした?』
神「銀ちゃん、ランカ姉にゾッコンネ!二人共昔馴染みだしデートくらいしてるかなって気になったアル!」
『デートねぇ……食事に行ったり散歩くらいはしたが…クリスマスだからって何処か行った記憶はねぇな』
神「そうアルか〜…ランカ姉はそういう憧れは無いアルか?」
『憧れねぇ…俺は、どちらかと言えばデートは家でゆっくり二人きりで居たいからな。何処か出かけたいとは考えねぇかもな』
神「お家でしっぽりデート派アル!銀ちゃん聞いたら暴走するから秘密にしとくネ」
『暴走する意味は分かんねぇけど…まぁ、それで頼む…さて。銀時全然帰ってこねぇし…クリスマスケーキ食べちまうか』
神「ひゃっほぉぉぉう!ありがとネ!ランカ姉!」
クリスマス用の少し大きめのイチゴの乗ったワンホールのショートケーキに
神楽は目を輝かせるのだった
ちなみに、定春もこの日のためにランカが用意した犬用クリスマスケーキを美味しそうに食べていたとか
銀時の分を切り分けて残しておき
ケーキも食べ終わる神楽達
『銀時帰ってこねぇし…ん?』
ふと、神楽がコタツで寝ているのに気が付く
『全く…コタツで寝たら体痛くなるぞ〜』
ちらりと時計を見ると、もう朝日が昇る時間
『こんなに起きてたのか…ふぁぁ…今日休みで良かった』
ランカは神楽に枕を引いてやろうと
奥の部屋へと引っ込むのだった
ふと、コタツの部屋が騒がしくなったと思いランカが慌てて戻ると
何故か誰も居らず、神楽の頭が少しだけ出ていた
『なんだ、神楽が寝ぼけただけか…ん?』
ふと、部屋の端に肉まんを見つける
『…銀時、ちゃんと買ってきてやったんだな』
ランカは微笑むと、その隣に可愛くラッピングされた酢昆布詰め合わせと髪をとくクシを添える
『さて…俺も一眠りするかぁ…』
そのまま眠ってしまったので
ランカが銀時達の存在に気がつくのは
もう少しだけ先の話になるのだった
ちなみに、この後万事屋にやってきた新八にも食事券をクリスマスプレゼントとしてお妙の分と2人分も渡したのは
クリスマスの優しい話である
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カナタ(プロフ) - マモンさん» 質問ありがとうございます!お返事遅くなりすみません。沖田くんはドSさんの事は憧れと好意が半々という感じです。ただ土方さんには絶対渡したくないというような感じですね!今後どうなっていくのかはお楽しみ下さいまし……! (2019年2月8日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
マモン - 質問です。沖田君は夢主の事が好き何ですか? (2019年1月14日 12時) (レス) id: 69cfea310d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - もりこさん» コメントありがとうございます!これからもどうぞゆるりとお楽しみくださいませ! (2018年12月19日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 更新きたー(´∀`)嬉しいです、楽しみにしてました!これからも頑張って下さい! (2018年12月15日 23時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - Flower 。さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなり申し訳ありません!この作品は更新すると1話がかなり長くなる為他の作品より不定期ですが、今月は毎日作者の作品どれか更新してますのでぜひゆるりとお待ち下さいまし! (2018年12月11日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2018年9月7日 22時