【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part3

その4 ページ42

一方、トイレでイカサマだと気づいた銀時と神楽は

慌てて駆け込んできた新八から、3人が捕まった事を告げられる

磔にされる3人

吐夢は声高々に裏切り者だと叫ぶ

石を投げようとする信者にランカは声を上げる


『石を投げるなら覚悟しとけ、お前の顔面二目と見れぬようにしに行くからな…』


そのど低音な声に思わず怯む信者

その代わり、裏切り者に死罪を求める声が投げられる

吐「決まったな…君達は死刑だ…まぁ？君は美人だから許しを乞うなら考えてやらんでもない」

そう言ってランカの前に立つ吐夢

『寝言は寝ていえ、豚野郎』

妙「そうよ、それに。死刑にやれるものならやってみなさい、詐欺師が。夢だなんだと吠える割に何もしないおめでたい人達だわ」

『全くだ』

花「お妙ちゃん…ランカさん」

自信ありげなランカと妙に吐夢は鼻で笑う


『俺らはもっと確かなもん信じてるからな』

妙「それは…仲間よ」

その声と同時に信者達は建物の上を見つめる

月を背に立つのは、いつもの服の銀時だった

神「銀ちゃん！そこネぇぇぇ！！」

隠れていた神楽が攻撃すると、銀時は木刀を振りかぶり飛び上がる

銀「ドリームキャッチャー、見破ったりいぃぃぃ！！」

木刀を突き立てる銀時

その瞬間誰かが天井からランカ達の目の前に落ちてくる
それは、忍者だった

そして、新八がドリームキャッチャーの真相を解明していく事で

信者達の殺意は吐夢へと向く

後ずさる吐夢の背後に寄る妙と花子

花「教祖様、どないしたん？」

妙「こんな時こそドリームキャッチャーでしょ？」

「「助けてくれってホクロに願えや！」」

そう言って信者達へと蹴り落とした2人

こうして、夢幻教は壊滅したのだったー



タンっ…華麗な音を鳴らし、ランカは屋根に上がる


『お疲れ、銀時』

銀「ランカちゃん…わざと捕まって大人しくしてた？」

『…そりゃ、信じてたからな。お前が来てくれる事を』

銀「〜狡いなぁ…」

ランカは、ふわりと月を見上げて笑う

『…俺も、願わなくても良かったな』

銀「？」

『俺の周りには、良い男と良い女揃いだからな。願う必要も無かった』

そう言って笑うランカが美しすぎて

銀「…良い女はランカじゃねぇか…」

『？』

思わず赤くなっている顔を隠す銀時なのだった

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