【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part3

その3 ページ41

いつの間にかマイクを掴んだ神楽は
鼻の頭にホクロをたずさえつつ声を上げる

神「私の夢はぁ！ご飯１膳に海苔の佃煮1瓶丸々かけることです！！でも！夢は叶うと寂しいからずっと胸にしまっておこうと思います！」

『神楽…ゴメンな…』

神「ランカ姉は悪くないネ！ランカ姉のご飯私大好きアル！」

夢「はい、そうですか。君は…」

右頬にホクロをたずさえた新八の方を見つめる吐夢

夢「いいや、どうせ目が良くなりたいとかそんなんだろ？」

新「おーい！ちゃんと聞けや！！」

夢「じゃあ、そこの美女の夢は何ですか？」

『俺か？』

口元に毛が生えているか分からないほど短い毛のあるホクロをたずさえたランカ

『そうさなぁ…素敵な色男に出逢いたいねぇ』

銀「え、目の前にいるじゃん。むしろ夫がここにいますよ？」

夢「え〜、じゃあ私とかどうですか？」

妙「そのホクロ皮膚ごともぎ取るぞハゲ」

夢「え、怖い…あ、じゃあ君は？」

そう言って銀時の方を見る吐夢

銀「夢か…そんなもん、とっくの昔に落っことしてきちまったよ。」

夢「お前何しに来たんだぁぁ！！？」

結局、サラサラヘアーになりたいにすると

夢を持たずにきた銀時らを不審がる吐夢

銀時もまだ信じていない事を伝えると

なんと、神楽の頭の上にはご飯
そして銀時の髪がサラサラヘアーのパッツン頭に変わっていた

すっかり騙された2人は吐夢に忠誠を違う

焦る新八たちをよそ目に

ランカはじっと天井を見つめていたのだった




道場で銀時達がはしゃぐ中
ランカは道場を見回っていた

『…金回りは良いな。そりゃあんなもん見せられたら信用はするか…しかし…ん？』

外に出た時、屋根の上に登るお妙達を見つけ
ランカも彼らの後を追うのだった



『新八、妙、花子さん』

新「あ、ランカさん！」

妙「どこに行ってらしたんです？」

『ちょいとここを見回ってたんだが…なんだ？ハムの所に乗り込むのか？』

新「ランカさん、吐夢です」

そして、先走って屋根から半分落ちた花子に
お妙はもう大阪に帰ったら？と進めるのだった




『ったく…おら、あんまり動くなよ』

花「王子様…？」

花子を引っ張りあげようとした3人
その重みに耐えきれず、床が抜け

落ちた先はあの吐夢の部屋だったせいで
4人は捕まってしまうのだったー

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