【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part3

その2 ページ35

話す間も標準はずっとチャラ男に合わせる松平

土方は呆れたように近藤達を見やる

土「近藤さんよぉ、この親バカに何か言ってくれ」

近「誰が近藤だ、殺し屋 ゴリラサーティーンと呼べ」

そう言って銃を構える近藤

土「何やってんの、あんた。サーティーンってなに？」

『中々様になってるぞ。ゴリラ』

近「不吉の象徴だ、今年に入って13回ランカさんに振られた」

『そんなに振ったっけ…？』

松平の隣に並ぶ近藤

近「とっつぁん、手伝うぜ！俺は男の癖にああやってチャラチャラ着飾る男が大っ嫌いなんだ！」

松「近藤…」

近「小さい頃から妹の様に思ってきた栗子ちゃんをあんな男にはやれん！行くぞとっつぁん！」

松「おぉう！！」

走り出す2人
土方は止めようにも呆れたように見つめる

土「やっべぇな、アイツら本当にやりかねねぇぞ。ランカ、総悟。止めに行くぞ」

『そうさな、夢の国で殺しなんざ似つかわしくねぇ。やるなら外だ』

土「なんでやる気？」

総「誰が総悟でぃ」

土「え？」

サングラスをかけ、銃を構える総悟

総「俺は殺し屋 総悟サーティーン」

そう言ってものすごい速さで遊園地に入っていく総悟

土「おぃぃぃぃ！！」

総「面白そうだから行ってきやーす、ランカさん！今度二人きりでここに来ましょうね〜」

呆れ返る土方の背中をぽんと叩いて労うランカ

『…俺達も追うか、十四郎』

土「…あぁ、そうだな」

そして2人も漸く中に入るのだった





メリーゴーランドでチャラ男を狙うも、上下運動するそれに酔い始める3人

それを後ろからツッコミを入れるソリらしき乗り物に乗った土方と隣に座るランカ

松「遊園地なんてあまり来たことねぇから分かんねぇよ、大人の遊園地なら行ったことあるんだがな」

土「…早まった事すんじゃねぇ。様はあの二人の仲を引き裂けば良いんだろ？他に方法はいくらでもあるだろ…ランカ、落ちねぇようにこっち寄れ」

『あぁ、ありがとう。十四郎』

シレッとランカの腰を抱いて引き寄せる土方

沖田達は後ろを振り向く

沖「流石むっつり土方さん。降りたら覚えとけよ」

土「誰に死刑宣告してんだ！」

近「なんだよトシ、仲間に入りてぇのか？殺し屋同盟に入りてぇのか？」

土「おめぇらが血迷った事しねぇか見張りに来たんだよ！ランカも来てんのに返す訳にも行かねぇしな」

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