【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part2

その3 ページ10

銀時と桂はお互い睨み合う

銀「んなまどろっこしい事しなくてもよぉ、殴り合いで決着つけよーぜ。ヅラ、お前負けたら金輪際ランカ口説くんじゃねぇぞ。俺の嫁さんだから」

桂「望むところだ。貴様こそ俺が勝ったらその虚言二度と口にするんじゃないぞ」

『どーでもいいからさっさと始めろアホ共』

ランカが2人の頭を叩き、何とかペット達が位置につく

「よ〜い、ドン！！」


合図と共に走り出す2匹

定春は迷わず逆走して、銀時を襲う

その間にエリザベスは予想外に素早い足運びで着実に骨へと向かっていった

途中途中で見える気がするオッサンの様な足は桂の言葉により有耶無耶にされるのだったー







負けそうな流れに焦る新八
ランカはのんびりとそれを見守る

神楽は銀時を傘ですくい上げると、骨の方へと思いっきりぶっ飛ばす

銀時を追いかける為定春は骨が落ちる方へ走ってゆき、銀時は前を走っていたエリザベスと激突する

何とか骨を取ろうとするエリザベスを銀時が静止させ、それを桂が更に阻止する

最終的に定春が桂の頭に噛み付いてお互い硬直状態になってしまう

醜い争いになったその時ー


エ「あ〜、もういいっすわ。なんかだるい」


突如、エリザベスが話し始める
驚いて手を離す銀時達


そして、エリザベスから手が伸びてー



『…まじか、エリザベス』



そこで、画面は途切れるのだったー








グランプリの帰り道、結局勝敗はつかず

最後何を見たかも全員覚えておらず

ただ無駄に時間が過ぎただけだった


銀「あー、くそっ！ヅラがいなけりゃ間違いなく豪華景品ゲットできたのによォ〜。ランカちゃん手ェ繋いで帰ろ〜ぜ」

『銀時、手を繋ぐ理由が見当たらんのだが…』

新「しょうがないじゃ無いですか…」

神「定春は頑張ったアル！えらいよ〜」

定「アンっ！」

ゆったりと帰り道をゆく5つの影

ランカはそれをチラリと見つめる


『…まぁ、お登勢さんのところでタダ働きするんだな…口添えくらいはしてやるから』

銀「いつもワリー…ありがとな」

『全く…』

呆れたようにため息を零しながら

なんだかんだ目の前の男には少し甘いのを自覚しているランカは

それ以上責めたりはしないのだった

第十七訓 考えたら人生ってオッさんになってからの方がながいじゃねーか恐っ！→←その2

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