その6 ページ44
「いかん！坂本さんが！」
「潜り込む前に坂本さんば救えー！」
仲間達が悲痛の叫び声を荒らげたその時
2人の影が大砲まで飛んだー
ガキィィン！！
二本の木刀が、それぞれ1つづつの大砲の口に真っ直ぐ貫かれる
銀時とランカだった
銀「こんなもんぶち込むから、奴さん起きちまったんだろうが」
『大義を通す前にマナーを通さねぇとな』
新「銀さん！ランカさん！」
木刀を砲台から抜いた2人は坂本の方を見下げた
銀「辰馬！テメー星を救うとかでけぇこと吐いた癖にこれで終わりか！？」
『随分と呆気ねぇじゃねぇか！辰馬！』
銀「昔からテメーは口だけだ！俺とランカを見ろ！」
2人同時に砲台から飛び降りる
銀「テメーで考えた通り…」
『自由気ままに…』
銀「『生きてるぞぉぉぉ！！』」
昔、坂本が旅立つ日
見送るのは銀時
坂本は銀時がこの星が好きで残る決意を聞いて残念そうだったが納得した様に笑う
銀「地球から釣り糸垂らして…地べた落ちた流れ星釣り上げて、もっぺん宇宙にリリースよ」
坂「…おまんらしいぜよ」
銀「それに、ランカもいる。俺はアイツを1人にしたくねぇしアイツに置いていかれたくもねぇんだ」
坂「相変わらずベタ惚れじゃのぅ。ワシは諦めんぞ！宇宙にランカが来た時はワシの猛アプローチが際立つぜよ！」
銀「地球で相手にされなかったのによく言えるな！テメーはやっぱり口だけだな！」
言い争いながらも、2人は笑って別れるのだった
砂に埋もれる坂本はまた過去の思い出を振り返る
坂「…(ふふ。そう言えば、こがなこと言っちょったが…全く。ランカの事以外何を考えているのかわからん男だったぜよ…じゃが、銀時、ランカ…おまんらがおったから、わしゃ宇宙にいけた。お前らが地上に残ってくれたからワシは後ろ振り返らんで走れたんじゃ…礼ば言うぜよ…)」
その時、坂本に差し伸べられた二人分の手
銀時とランカだった
坂「…(！…銀時、ランカ！…ワシが地に落ちる時が来ても…おまんらが又釣り上げてくれるっちゅうなら、ワシは…ワシは何度でも飛ぶぞ！)」
坂本の両手を、それぞれが受け取る
坂「(あの宇宙に！！ー)」
砂埃がおさまった地上に座る3人
坂本は真ん中で倒れ込んでいた
嬉しそうに駆け寄る仲間達を見ながら
陸奥は呆れたように3人を見つめていた
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もりこ - こちらでは初コメントです。今更新されてることを知りました！この作品大好きです！夢主ちゃんがかっこよすぎです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年8月23日 11時) (
レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 千佳華さん» コメントありがとうございます！夢主さんはイケメン女性を強くイメージしてるのでそう思って頂けると最高に嬉しいです！これからもどうぞお楽しみくださいまし！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
千佳華(プロフ) - 夢主ちゃんイケメンかよ！...と思わず叫んでしまうくらい夢主の性格好きです。 (2018年8月20日 2時) (レス) id: 6ba1c8129e (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - もりこさん» コメントありがとうございます！本日更新させて頂きますのでどうぞお楽しみくださいまし！ (2018年8月19日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます！ドMさっちゃんがドS黒死蝶に落ちないハズがなかったです！ (2018年8月19日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2018年2月8日 23時
