【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part2

その3 ページ41

新「ホントだ。頭カラだ」

坂本の頭を掴んで今にも殴りかからん銀時は死んだ目で坂本を見据える

銀「おーい、もう1発いくか？」

坂「アハハ〜、こんなデカい船動かすの初めてじゃき。勝手が分からんち」

パイロットさんを囲んで話し始める5人

そうこうしているうちにどこかの星に墜落しようとしている事に気づく

『っやばいな、銀時！』

新「銀さん！ランカさん！コレっすよ！…アレ、ビクともしない…」

新八に近づいていく坂本
しかし、いきなりゲロった坂本に新八はドン引きしてしまう

新「アンタ、船好きじゃなかったの？思いっきり船酔いしてんじゃ無いですか！」

坂「いやー、船は好きじゃけども船に弱くてのぉ…ランカちゃんは勿論大好きじゃけぇ」

新「何その複雑な愛憎模様、つーか最後のは聞いてねぇ！」

話しているあいだに銀時達もハンドルを握る

神「新八、私がやるネ！私文集に将来の夢パイロットって書いたネ！」

銀「おめーは引っ込んでろ！もういい俺がやる！こんなん原付と同じだろ！」

『どうせ死ぬなら自分で運転させてくれ』

新「アンタらに命預けたら何回転生しても足りねぇよ！つーか何ランカさん諦めてんですか！？」

その様子を見る坂本

坂「これは、いがみ合う4人によって舵がポッキリ、というパターンじゃな。そうはさせんぜよ！」

駆け寄る坂本
足元の瓦礫に気づけずそのまま勢いよく倒れてしまう


そして、舵に手を引っ掛け
そのままポッキリと折ってしまった




坂「アハハハハ！そういうパターンで来たかー！」

銀「アハハじゃねぇよー！」

『っ皆、落ちるぞ！捕まってろ！』

「「ぎゃぁぁぁぁ！」」


そして、船は遂に墜落してしまうのだった








ある星空の美しい夜

屋根の上で寝転ぶ銀時と隣に座るランカ

そして決意を話し始める坂本がいた


坂「決めた、ワシは宇宙に行くぜよ！このまま地べた這いずり回って天人と戦っても先は見えちょる。ワシらがこうしとる間にも天人はじゃんじゃん地球に来ちょるきに。押し寄せる時代の波には逆らえんぜよ。こんな戦はイタズラに仲間死なせるだけじゃ…ワシゃ、もう仲間が死ぬ所は見たくない」

ランカは黙って空を見上げる
戦中とは思えない程静かな夜だった

坂「じゃから、ワシは宇宙に行く！宇宙にデッカイ船浮かべて、星ごと掬い上げる漁をするんじゃ！どうじゃ、銀時、ランカ。おんしらはこんな狭い星に閉じ込めておくには勿体ない奴らじゃき。ワシと一緒に…」

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