【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part2

第二十二訓 困った時は笑っとけ笑っとけ ページ39

ある夏の暑い日

ランカと神楽は買い出しついでに貰った福引券で福引を引いていた

それが、今となっては全ての始まりだったのだー







福引で宇宙旅行の旅をGETした万事屋一行は今空港で船を待っていた

金属探知機に引っかかった銀時を他所目にランカも探知機を通ると、数人の女性が近づいてくる

「すみませぇん、ボディーチェックも宜しいですか？」

『最近はテロとか物騒だからな。構わねぇよ』

そう言って両手を軽く上げるランカの姿に
何人か息を呑む音が響く

ダダ漏れる色気に女性達は思わず声を震わす

「で、では…失礼します」

『…あぁ、優しく触れてくれないかな？…少し敏感なものでな…』

そう言って、ほのかに恥じらうランカに
遂に鼻血を吹いて倒れる者まで現れてしまうのだった



先に待っていた新八の元へ行くランカ

『新八、待たせたな。神楽はどうした？』

新「何か、定春に頭噛まれた変な人を追っかけて…あ、帰ってきた」

神「ランカ姉〜、定春連れてけないアル？」

『何かあったら大変だしなぁ…神楽。今回は定春には万事屋を守って貰っておこう』

そして、漸く銀時もやって来て
一行は宇宙旅行へと飛び立つのだった






神楽、ランカ、銀時、新八の順に座ると
神楽と銀時はずっと機内食を食べていた

そんな姿にドン引きする新八

神「そう言えば、ランカ姉宇宙行ったことあるアルか？」

『あぁ、銀時と再開する前に宇宙も少しだけ旅をしたな…お、神楽。見てみろ、地球だ』

神「わぁ〜！綺麗アル！」

銀「ホントだ〜」

『銀時、窓に寄れ。俺に寄りかかるんじゃねぇ』

新「どさくさ紛れに何やってんのアンタ！」


全く…と溜息を吐き出し座った新八の頭に突きつけられた銃口

ランカもそちらの方を鋭く睨みつけた

覆面の怪しげな男達が突如ハイジャックを仕掛けたのだ
''萌える闘魂''という名前の組織は、自分達を人質に身代金を要求するのが目的の様で

新八は慌てて銀時達に目を向ける


銀「死んだら俺、宇宙葬にしてもらおっかな。星になれる気がする。勿論二つ星な。ランカちゃんとセット」

神「なれるヨ！ただしお前一人だ天パ」

『俺は骨は海にまいて欲しいな』

新「おぉーい！ホントに星になっちまうぞ！ランカさんまで何言ってるんですか！？」

「おい貴様ら！何をやっている！？」

ハイジャック犯の1人が声を上げた瞬間

3人の目がキラリと光った

その2→←その5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す