その3 ページ36
さっちゃんはそれを見つめながらニヤリとほくそ笑む
さ「(簡単に言うこと聞いて…男って馬鹿ばっかりなんだから…同居人の女がいたのは少し予定外だったけど、大したこと無さそうだし…後は可愛い新妻を演じれば)」
その時、プリンが無いと騒ぎながら戻る銀時
同じタイミングで掃除を終えたランカが戻る
銀「ランカちゃんが作ってくれたプリンが!」
『喧しいと思ったら…俺は知らんぞ?』
銀時は残るさっちゃんにプリンを聞くと
何故か付き合った記念としてプリンに納豆をかけて特性納豆プリンを差し出してくるさっちゃんに銀時はブチ切れてプリンを払い除けた
銀「ふっざけんな!」
さ「あぁ〜!」
プリンと納豆塗れになるさっちゃん
起き上がると何故かネチョリと音がした
銀「腰掛女房してさっそく俺の可愛いランカのお手製プリンに嫌がらせか?」
『お前のプリン以外何一つ合ってないぞ』
銀「この家のパワーバランスはまず俺とランカ!次に甘味だ!覚えておけ!」
新「おい!甘味がNO.2かよっ!?」
『出ていく人間をいれるなよ…』
濡らしたタオルを用意したランカは呆れたように銀時にため息を零す
銀時が不満をさっちゃんに話して出ていくように伝える中、ランカはさっちゃんの髪をタオルで拭いていく
『ったく、あいつは…大丈夫か?折角の別嬪が納豆臭くなっちゃいけねぇから…?』
ふと、銀時になじられている筈なのに
どこか光悦とした表情を一瞬浮かべたように見えたランカ
銀「あーったく…ランカ〜。甘いもん買いに行こうぜ〜」
『俺は掃除が残ってるし、昼食も作るから無理だ』
銀「…俺がいない間に、勝手に出ていかないよな…」
その声は、先程とは違ってか細くて
ランカは目を丸くしたあとにふっと笑う
『…俺は、黙って勝手に消えたりはしねぇよ…だから安心しろ』
銀「…ん…じゃあ行ってくるわ」
そう言って出ていく銀時と、それを慌てて追いかけるさっちゃん
2人が出ていった後、新八はランカを見つめる
『…どうした?新八』
新「…ランカさんは、本当にいいんですか?」
『…ふふ、心配してくれてありがとうな…ただ、少しだけ気になる事もあるし…本当に結婚するなら…あの納豆ばかりの癖は治してもらわねぇと…銀時は甘党だからな』
そう言って、にこやかに笑うランカに
新八はもう心配しなくても大丈夫な気がして漸く少しだけ安心したように息を吐き出したのだった
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もりこ - こちらでは初コメントです。今更新されてることを知りました!この作品大好きです!夢主ちゃんがかっこよすぎです!これからも更新頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 千佳華さん» コメントありがとうございます!夢主さんはイケメン女性を強くイメージしてるのでそう思って頂けると最高に嬉しいです!これからもどうぞお楽しみくださいまし! (2018年8月21日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
千佳華(プロフ) - 夢主ちゃんイケメンかよ!...と思わず叫んでしまうくらい夢主の性格好きです。 (2018年8月20日 2時) (レス) id: 6ba1c8129e (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - もりこさん» コメントありがとうございます!本日更新させて頂きますのでどうぞお楽しみくださいまし! (2018年8月19日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます!ドMさっちゃんがドS黒死蝶に落ちないハズがなかったです! (2018年8月19日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2018年2月8日 23時