【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part2

その2 ページ12

どうやら友人で買い物へ行った帰りのようだ

長谷川は無心になって送り届ける

『これで、釣りは要らない』

長「へ…？」

『いつも銀時が世話になっているだろ？』

長谷川は目を見開く
グラサンが無いせいでそれが良く見えた


『神楽も気にしていたからな…仕事、頑張れよ』

そう言って笑いかけ、タクシーから離れてゆく姿を見つめる長谷川

長「…世の中捨てたもんじゃねぇよな…」


しかし、結局生きる道を迷走する羽目になるのだった






長谷川が人生に迷走していたその日

銀「ちょっと乗せてくれよ〜、俺達デートなんだよ〜」

『銀時、タクシーに乗る必要ないだろ。デートじゃないし』

同じように迷走している男と
しっかり現実を見ている女が乗ってきた


銀「ランカちゃん、俺の膝の上乗りなよ」

『銀時、簪なら持っているんだが…』

銀「ゴメンなさい」

長「いちゃつかないでくれない！？」

銀時と長谷川は軽い世間話を交わしてゆく
ランカはそれをぼんやり聞きながら、この後の予定を考えていた



銀「皆何かしら迷いながら生きてんだって」

長「いや、そうじゃないと思う。だってこの小説で絵をつけたら目が濁ってんの俺とお前だけだもん」

『…ん？、おい、長谷川さんよ。あれ客じゃないか？』

ランカが指さす方には天人が立っていた

それがハタ皇子だと分かった瞬間、助手席に飛び移り隠れる銀時と長谷川

ランカが首を傾げると同時にハタ皇子は乗り込み

渋々出発する事になるのだった






ハ「お姉さん、どこかで会ったか？」

『あら、もしかして口説かれているのかしら？』

にこやかに話し合うランカとハタ皇子

銀時と長谷川はなんとか穏便に送って終わらそうと前だけを向いていた

ハ「いやー、こんな芋臭いタクシーにこんな美人がおるとは思わなんだわ。」

『どこかのお偉いさんなのかしら？お上手ね』

何となく事情を察したランカは
営業スマイルで難なく相手をしていた

むしろ、我慢出来なくなったのは銀時の方だった

銀「あのー、もし良かったらサービスしましょうかー」

ハ「む？そうか、なら頼むぞ」

銀「かしこまりぃ〜」

信号で止まった時にランカと席を変わる

そしてハタ皇子に洗髪をしだした

銀「シャチョーさん、地球には何しに？あとあの別嬪さんは口説くと後日地獄見ることになると思うんでやめといた方がいいですよ」

『人を呪いの手紙見たくいうな』

その3→←第十七訓 考えたら人生ってオッさんになってからの方がながいじゃねーか恐っ！

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