その3 ページ38
銀時が肩を斬られても
ランカはただじっとその場を見つめていた
沖「…いいんですかぃ?あのままじゃ、旦那斬られますぜ?」
『あれで斬られるようならそこまでの男だ…それに、俺が傍にいると決めた男がそんなチンケな男である訳ないだろ?』
自信ありげに言い切る姿に
総悟は何故か銀時が羨ましくなった
『それより、お前こそあのまま見てていいのか?勲』
カツ…と二人の後ろに立つ近藤
その顔は少しだけ照れくさそうにしていた
近「ランカさんが手を出さないのに、俺が出していいわけ無いでしょう…それに、2人は2人だけの戦いがある…アレでいいんです」
そして、遂に銀時が刀を抜く
次の瞬間銀時が土方の刀身を折りきったー
強制的な終わらし方に、土方は怒りをぶつける
銀時はそれを呆れたように見つめた
土「情けでも掛けたつもりか?」
銀「情だァ?そんなもん、お前にかける位ならご飯にかけるわ」
斬られた左肩を押さえながら
銀時は背中を向けたまま言葉をつなげる
銀「喧嘩ってのはよぉ、何か護るためにやるもんだろが。お前が真選組を護ろうとしたように」
土「護って…お前は何を護ったんだ?」
銀時はチラリと振り返り、少しだけ笑った
銀「俺の武士道だ」
ランカは立ち上がると2人ににこりと笑う
『じゃあ、また会おう…今度は刀じゃなく、言葉を交えれる様な時にな』
近「はい…また」
沖「いつでも真選組に来てくだせぇ、ランカさん」
ランカは頷くと銀時のところへ降りるのだったー
『全く…酷い出血だな』
銀「いててて…ランカちゃ〜ん、慰めて〜」
『…約束しろ、銀時』
銀「?…」
ランカはナイルブルーの瞳を細め
銀時をしっかり見上げた
『五体満足じゃ無くてもいい、意地を張っての戦いをするなとも言わねぇ…ただ、必ず生きて俺の…俺達の元へ戻ってこい…いいな?』
銀「!!…あぁ…約束だ」
『よし、じゃあ病院行くぞ』
銀時はランカに肩を借りながら
病院へと急ぐのであったー
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きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
零 - カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時