検索窓
今日:94 hit、昨日:18 hit、合計:837,316 hit

その4 ページ30

天人がお通ちゃんを襲おうとしたその時

袋を被った父親が彼女を守ろうと奮闘する

その姿はまさしく子を守る親だった



暴れだそうとする天人を峰打ちする銀時とランカ

ランカは男へ花を投げ渡す


銀「百万本には遠く及ばねーが」

『あとは愛情で誤魔化してくれよ?』

そう言って万事屋メンバーは会場を後にするのだったー





出入り口でお通ちゃんの父親を待つランカと銀時

ランカの横顔は美しく、何処か寂しそうに見えた

銀時はランカとは幼少からの仲だが

それ以前の彼女の事情は何も知らない

元々、自分の過去を多く語らないランカだ

銀時もそんなタイプだから良かったのだがー




今は、かける言葉が出てこない事が歯痒かった




『…俺をそんなに見つめても、何も出てきやしないぞ?銀時』

ニヤリと目線だけを銀時に向けると

また扉の先を見つめる


『…少し、羨ましくなっただけだ』

銀「…」

『何があっても…絶対に切れない縁に…家族ってのは、結局一番近い自分の理解者だからな…』

銀時はランカの隣に立つ

その目も扉の先に向いていた



銀「…俺が、いるから」

『!』

今にも触れそうなほど近い二人の手は

どちらも握ることは無かった


銀「俺が、ランカの切れない縁になるから…約束する」

ランカは目を見開くと、フゥと笑う

『家賃踏み倒してる奴の"約束"なんて嘘くさいなぁ?』

銀「それ言っちゃダメでしょ…」

『…でも、有難う。銀時…一応、覚えておくよ』

そう言って、いつもより少し幼く笑うランカに

銀時はただただ見惚れるのであったー





程なくして、お通ちゃんの父親が出てくる

銀「涙のお別れは済んだか?」

「バカヤロー、お別れなんかじゃねぇ。また必ず会いに来るさ…今度は胸張ってな」

『…その時は、いい花屋を紹介してやるよ』

そして2人は彼を送り届けるのであった

第八訓 粘り強さとしつこさは紙一重→←その3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (268 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
731人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 最強夢主   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
- カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。