その4 ページ34
それを橋の上から見つめるお妙とランカ
『…お前は分かってるだろ?お妙』
妙「はい…本当に、不器用な人。でも、ここに2人はわかってる人がいるから、不幸せではないですね」
『!…お前に銀時なんかは勿体ねぇよ。もっといい男がいるはずだ』
妙「ウフフ…ランカさんにも銀さんなんて似合いませんわ…じゃあ」
その場を後にするお妙
ランカは橋から飛び降りると銀時に寄る
『お疲れ様』
銀「ランカ〜…なんか惨めな気分」
『少なくともいい女2人が理解してるんだ、満足しろ』
銀「…ランカ守れたんなら、それでいいわ。俺は」
『!…有難う、銀時』
少しだけ、目を細めて笑うと
銀時はそれだけで戦った理由ができるのだったー
銀時を先に帰らせ、ランカは気絶した近藤の傍に座り込む
『おい、起きろ。勲』
近「う…ん…はっ!ランカさん!…負けてしまいました…」
『下らん戦いを挑むからだ…お前の刀はこの街を、国を…愛する仲間を守るための刀だろうが』
川で濡らしたのか冷えたハンカチを頬に添える
『誰を愛するのもお前の自由だが…お前を慕い、仲間として付いていく奴らもいる…こんな戦いでそいつらを路頭に迷わせる気か?…お前はお前らしく、真っ直ぐ自分の道を歩めば良いだろうが…それが、近藤 勲だろ』
近藤はその言葉に目を見開いて
そっとランカの手に自分の手を重ねる
近「ランカさん…貴女はやはり、俺の戦いの女神です…」
『まだその変な幻覚見えてんのか?』
そして2人はまた会おうと別れたのであったー
その次の日
ランカは万事屋から見える電柱の上に
見知った姿を見つける
『…何してるんだ、勲』
近「あっ、ランカさん!おはようございます!俺、ランカさんも諦めきれないので!月、水、金はお妙さん、火、木、土はランカさんをストーカーしようと!日曜日はその日でまちまち決めていこうと思います!」
銀「ストーカー内容増えただけじゃねぇかぁぁぁ!!!」
近「万事屋ぁぁ!お妙さんの許嫁ならランカさんを諦めろよな!」
銀「ちっげーよあれはテメーを納得させる為の嘘だよ!もうお妙と結婚しろよな!俺らを巻き込むんじゃねぇ!!」
『銀時、俺らとはどういう事だ?俺はお前とも誰とも結婚する気は今はねぇぞ』
銀「今はってことは何時かするって事じゃん?その時隣に立つのは俺だから」
『なぜ断言…』
こうして、ランカへの想いを拗らせた近藤は
見事ストーカーへとなったのだったー
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きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
零 - カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時