【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part5

その5 ページ35

不思議そうに見つめる真選組の元に
神楽が現れる

神「よお、税金泥棒。まだ居たアルか？」

パリパリとクッキーを食べる神楽に
土方は睨みを入れる

土「んだよ？バーベキューはやらねぇぞ。ランカにはやるからこっち来いって言ってくれ」

神「言うわけねぇだろ。そう言えば…このクッキー、なんだと思う〜？」

土「は？」


ニヤニヤと笑う神楽はランカの方に声をかける


神「ランカ姉ー！このクッキーなんだっけー？」


それが合図なのか、妖艶に笑うランカは
立ち上がりふふふと笑う


『それは、俺が愛情たっぷり込めて作ったお手製クッキーだよ。銀時と、神楽と、新八の3人に作った…名付けて、大好き♡クッキーだ！』


なんて事はない言葉だがー


「「グバッ！！？」」

山「副長！？沖田さん！？」

2人が血を吐いて倒れる

名前でも大好きと言ってもらえた3人に対する嫉妬心からの拒絶反応だ

その隙に神楽はゲロをバーベキューにぶちまけて逃げる

いつもならランカが止めるのだが、ランカも内心キレていたのか知らぬふりをしてテントへ戻る

そうして次の日の朝になってしまうのだったー







次の日も、森を散策するランカたち

銀「もう、俺らも蜂蜜塗りたくってみる？ランカちゃんに塗れば100%カブト虫来ると思うよ？だって俺がカブト虫ならどんな魅力的な木よりも魅力的だもん。全て投げ打ってでも行くね」

『お前の体内蜂蜜だらけにしたら、虫が常に寄ってくるな…？』

新「銀さん、結構ランカさんイライラしてるから早めに謝った方が良いですよ」

神「ランカ姉！銀ちゃん！アレ見てヨ！」


神楽の指を指す方に向かう3人
神楽が指をさしたのはー


神「金ピカピーのカブト虫アル！」




少し離れた所で見ていた真選組は顔を真っ青にしていた

何故なら、そのカブト虫こそ
真選組の探していた将軍様のペットなのだから

日光に当たると黄金色に輝くカブト虫 瑠璃丸


慌てて止めようとする近藤を抑える土方

何か物音に気がつくも、銀時は気にしないように言うとカブト虫に目をやる

銀蠅だろ、とさっさと立ち去る銀時と新八

神楽はまだ諦められないのか木を見上げる

その姿に、ランカは神楽の頭を撫でる

神「！…ランカ姉」

『フンコロガシでも、神楽の相棒だったろ？アイツも相棒になってくれるさ。俺が取ってやろうか？』

「「(やめて、ランカー！！)」」

陰で絶句する近藤と土方

神楽は首を横に降る

神「イイネ！有難う、ランカ姉！」

そう言って立ち去る2人だった

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