第六十五訓 少年はカブト虫を通し生命の尊さを知る ページ31
天気の良い夏の空の下
万事屋では1人の少女が立ち上がったー
神「カブト狩りじゃぁぁぁ!!」
神楽の叫びをフルシカトする新八と銀時
ランカは神楽の熱意に、苦笑いをする
『…神楽、いきなりどうかしたのか?』
神「聞いてヨ、ランカ姉!私の定春28号が憎いあんちくしょうにやられたネ!こうなったらもっと強いカブトを手に入れるネ!だからカブトの取り方教えて欲しいネ!」
『うーん…俺もそこまで詳しくは無いからな…銀時、知らないのか?』
銀「いくらランカちゃんの頼みでも、良い歳こいてカブト狩りなんかしねぇよ?一銭にもならねぇし…」
新八も、うんうんと頷くと
付けっ放しのテレビからおばちゃんキャスターの歓喜の悲鳴が聞こえる
「"えぇ〜!?このカブトムシそんなお高いんですかぁ!?車買えますよ!そんな値段!"」
「"えぇ。まあ僕にとっては車より大切なものっすから"」
それをジッと見つめる銀時達を見て
ランカは森へ入る準備をし始めるのだったー
銀「カーブト狩りじゃぁぁぁっ!!」
血走った目をさせ、銀時と神楽は軽装でぐんぐん奥へと進む
ランカと新八はその少し後ろをついて歩いていた
ランカも麦わら帽子を被り、服装は神楽と似ている藍色の白い花をあしらったチャイナ服だが
腕は黒の長手袋で日焼け対策をしていた
胸元は、閉まらないのかガッツリ開けていたが
普段とは違う服装に新八は隣で少しそわそわする
テントを立てた場所で、カブトを取るまでは帰れないと宣言する銀時
ランカは神楽にタオルやらを持たせる
『神楽、汗をかいたら拭けよ。日焼け止めも定期的に塗りなおせば肌も痛くならんだろ』
神「ありがとネ、ランカ姉!」
神楽は持っていた風呂敷を広げると
大量のお菓子が出てくる
銀「オメー、お菓子は300円までだって言っただろうが」
神「残念でしたー、酢昆布はお菓子に入りませんー」
銀「いいや、入りますー!口に入るものはみなお菓子ですー!」
神「いいアルか、そんな事言って?私銀ちゃんがこっそり水筒にポカリ入れてきてるの知ってるんだからネ?ランカ姉にチクるアルよ?」
銀「あれはポカリじゃありませーん!ちょっと濁った水ですー」
『別に、ポカリはいいだろ』
新「ランカさん以外森に飲み込まれてしまえ」
言い合いながらも、一同は森の奥へと進んでいくのだったー
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蒼月 - うん、好き(真顔) いろんな原作沿いの作品読んでるけどこの作品が一番好きです!と言うか、作者様の書く夢主ちゃんイケメンすぎる…!長くなりましたが、無理のない範囲で更新頑張って下さい!応援してます! (2019年11月2日 19時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
ハム - やっぱり銀魂の夢主が一番好きです! (2019年10月26日 22時) (レス) id: efb4a37c89 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - アニメ揃いだと主人公が付け足しのような異質になってしまう難しさがあるのに、この作品は主人公がちゃんと溶けこんでて皆と生きてる!って感じですごく好きです!まだ見ぬキャラ達とこれからどうからんでいくか楽しみにしています!お体に気をつけて書いて下さい! (2019年10月21日 15時) (レス) id: 9db86c2f04 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2019年10月7日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 紅桜編来たああああ!!ありがとうございます!! (2019年8月30日 8時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月31日 23時