【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part5

その2 ページ23

目が焼けるような刺激に
劇薬を落とされたと勘違いした山崎は
なんとかその場から逃げようとするが

同じく、耐えきれなくなった銀時が
ランカを姫抱きして逃走を図ろうとした


しかし、数多のストーカー被害や賊の侵入を防ぐためにコツコツと武装を重ね道場を要塞モードとしていたお妙

目を見開きながら声高らかに叫ぶよそで

煎餅を食べながら新八は冷静にツッこむ


新「道場の復興は？」




ストーカーと間違えられ、狙われる山崎は
なんとか道場の敷地内を逃げ回る

こんな強固なシステムもストーカーである局長こと近藤のせいだと嘆いていると
まさにその男の声が聞こえる


近「ワーッハッハッハ！お妙さん、甘いですよ！絶対出られないという事は、裏を返せばお妙さんとランカさんと俺の絶対不可侵領域の愛の巣が出来るという事！」

声がする方に近づく山崎

そこには、串刺し落とし穴に今にも落ちそうになっている近藤勲が踏ん張る姿があった


近「そうだ、そういう事なんでしょう？ポジティブだ、ポジティブな事だけを考えろ勲！この状況で一瞬でもネガティブな事を考えてみろ勲！あのバーゲンダッシュの二の舞勲！…そうだ、ランカさんがナース服で看病してくれると考えたら怪我するのもアリかも…」

山「やっぱりいたんかい！！つーか怪我じゃすみませんから！！」

思わずツッコム山崎
近藤は知っている声に反応する

近「おぉ、その声はザキ！山崎か！よりによって死の呪文みたいな奴が助けに来やがった！」

山「それじゃ、ザオリクさん呼んできますね」

近「嘘！嘘ぴょーん！ザラキ君でなくて良かった！剣八君でなくて良かった勲！ねぇ、早く引き上げて！やば、もう手足がガクガクで生まれたてのゴリラ。さっきの甘い妄想に身投げしそうな勢い」

山「仔馬です、局長。それ本当に甘いだけの妄想なんでとっとと捨て去ってください」

近「違う違う！今の間違ってないからね！俺が言ってるのは精神的な意味だから！誰だって生まれたては不安じゃん！」

山「あんたは生まれて30年近くたってんのに不安定ですよ」

山崎が近藤に話しかけていると
知らぬ女の声が響く

その3→←第六十二訓 ミイラ捕りがミイラに

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