【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part5

その2 ページ13

あれから、情報集めの為
銀時と別れて行動するランカ

その結果、おそらく最近噂の辻斬りが何かしら関わっている事に気がつく

『刀、というより…生き物のよう…ねぇ』


カツン、カツンと独特の靴音を鳴らしつつ歩くランカ


その時ー



ゾクゥ…



『ーーーっ！！？』


不意に感じた気配に、後ろを振り向く

しかし、それらしき人物は見当たらない


『…ま、さか…な』

銀「ランカ〜」

『銀時…』

お互いの情報を交換しながらその場を立ち去るランカ

その背中を怪しい目がじっと見つめていたー





そして夜、ランカは辻斬りの正体を知り
夜の江戸を走って銀時を探していた


『っハァ！ハァ！…銀時…1人で行くな！アレはただの人斬りじゃねぇ…！』


派手な音が響いた場所に、目を向けるランカ

『ーっあそこか！』

前を見ていなかったランカは、女性とぶつかってしまう

「きゃっ！？」

『っと！…すまねぇ、お嬢さん！』

「いえいえ…貴女を待ってたんっすよ」

『はー』

その瞬間、何かを吹きかけられるランカ

ぐらり、視界が歪む

『な…誰…だ…』

最後に見えたのは、金色の髪の女性だった





一方、辻斬りの岡田とやり合う銀時は

ついに木刀を折られ左腹を貫かれる

岡田は、自分こそあの人のー高杉の側に居るべきだと言い切った


岡「あの人には、俺と…たった1人の女性が居ればいいんだ」

銀「ーっ！…てめぇ…」

刀を掴む銀時

その行動に首をかしげる岡田

銀「刀が折れたって？刀ならあるぜ。とっておきのがもう一本！」

そう言った瞬間

橋から雄叫びを上げ飛び降りる新八

両手には刀が握られており、勢いよく振りかぶった刀身は岡田の腕を切り落とす

それと同時に同心達が現れ、落ちた紅桜を拾い上げる岡田


岡「勝負はお預けにしようや…それに、今日の目的は半分達成できたしねぇ」

新「目的…？」

走り去る岡田を睨みつける新八は
見えなくなると同時に銀時に走り寄る

銀「新八…オメェはやれば出来る子だと思ってたよ」

そう言って気を失う銀時に
新八は焦るように声をかける

新「こんな時に…ランカさんは、どこへ！？」


そして、怪しい船にて煙管を蒸す男に
神楽は銃を向けたのだった

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