【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part5

その2 ページ46

隣では、ライフル片手にパンチパーマのヅラでサングラスをかけて決める新八

落「お前に至っては、もう何がやりてぇのか分かんねぇよ！」

新「アレっすよ、ヤクザのお化けっすよ！」

落「バカの考え方だよ！怖いものと怖いものを足したら、物凄く怖いものになると思ってるバカの考え方だよ！！」


ランカは、ピンヒールを履いて、際どい服を身に纏い
手には赤いロウソクと鞭が持たれて
まさしく夜の女王様の姿になっていた


落「…貴女は…？」

『相手を社会的に抹殺するお化け』

落「証拠写真とか！？いやいやもういいよ！衣装チェンジ！！」

落が衣装チェンジを申し出て、4人は服装を変えることになるのだったー




そして、銀時は吸血鬼、ランカは口裂け女
新八は狼男、神楽は番町皿屋敷

和洋が混じったお化けになり、お客を驚かす事になるのだった




最初のお客は、神楽が目の前でずっこけて
お皿を割ってしまったせいで

たまたま目撃した子供が可哀想に思ったのか
怖がるどころか飴を渡すという失態で終わってしまう


そのぐだぐだ感に、自分が手本を見せると言う落

ランカは、そのやる気に呆れつつも尊敬するな…と息を吐き出したのだった



物陰に隠れて、次の客を見た4人は冷や汗をかく


次の客は、仕事の同僚に連れてこられて一緒に行く事になったお妙だったからだ





怖がりながらゆっくり進むお妙
同僚のおりょうは笑いながら先へ進もうとさせるとー


数々のトラップに、驚きすぎて攻撃するお妙
遂には恐怖のあまり同僚を抱きしめすぎて気絶させてしまう

それを見ていた落は慌てて止めようとしてー

お妙に顎蹴りを入れられるのだったー





お妙にボコボコにされた落は
見た目は落ち武者っぽくなったものの
自信を完全に失ってしまった

会社にも家庭にも居場所がない落には
もうこの町内会での役員としての立場しか残っていないことを告げる

恥ずかしくて言えなかったという落に

銀時とランカは笑いかける

銀「恥ずかしい？」

『いいんじゃねぇのか』

銀「てめーで生きると決めた場所なんだろ？」

『お前が恥ずかしがってどうするよ』

銀「何かを本気でやり遂げてぇなら、四の五の言わず魂でぶつかれよ！その魂が本物なら、誰にだって伝わるだろうよ」

『それが、肝試しであれなんであれ、な』


銀時は前に出て、跪く落を見つめる

銀「お膳立ては任せとけ。盛り上げるだけ盛り上げたら、最後はあんたが決めりゃあいいさ」

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