【進撃の巨人】ありがとう(壁外の魔女4)【リヴァイ】 (ページ17)

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決行日当日4 ページ17

アニSIDE

私は、エレンを殴った後、硬化した指で壁を登る。

後、何十mしか無い時、声が聞こえたんだ。

幻聴じゃない。

「逃げるなんて最低ッ！！！

人を殺すより最っ低っ！！！！今のあんたは巨人！！覚悟決めて壁諸とも全部全部、壊しなよ！！！

何、そのまま逃げようとしてんのッ！！！？逃げるのは負けって言ってるのと同じなんだよっ！！！」

壁の上には白いワンピース姿のユキ。

よく見ると腕や頭には包帯が巻かれていて血が滲んでいた。

腰には立体機動装置。

貴「サヨナラの言葉も、挨拶もナシなの？」

ｱﾆ「……」

風が強く吹く中、ユキは大粒の涙を流していた。

…ザシュッ……

硬化されていない指の付け根を切り離される。

ミ「何しているの！！！ここから離れていて……！！！(ザシュッ)

ユキッ！！！」

貴「うわぁっ…！！」

ユキが強風でこっちに落っこってくる。

巨人化した私とユキが真っ逆さまに落ちる。

このままでは、私に潰されてユキが死んでしまう…

ｱﾆ「ア"ァ"ッ………」

私は、残り少ない力を振り絞り、だらんと垂れていた腕を上げ、

ユキを両手で覆い隠した。