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#3 ページ46
(重岡side)
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結局そのあと何も進展はなく放課後になった
いつもは俺たちのクラスのSHRが終わる前に俺のクラスに来とる望の姿がなくて少しだけそわそわする
やけどきっと、遅れとるだけやろなんて自分に言い聞かせて望のクラスに向かった
俺から望のクラスに行くなんていつぶりやろうか
なんて少しの緊張と望喜んでくれるかな、なんて期待を胸に望のクラスへ向かうスピードは速まっていく
望のクラスを覗くとどうやらSHRは終わっとるみたいで生徒は2人しかおらん
望と確か、学校1かわええって言われとる女の子
会話は聞こえへんけど放課後の教室、女の子と望が2人きり
そんな好条件集まっとったら告白しかないやん
望がどんな返事をするのか気になる
やけどもし、その子と付き合うことになってもうたら？
望の隣にもう居れへんくなったら？
望が教室に迎えに来てくれることがなくなったら？
名前を呼ばれなくなったら…？
俺はどないしたらええんやろ…
涙で前がどんどん見えなくなってくる
せやけど俺に望の未来を決める資格はないから
そっと望のクラスから離れて1人で家まで帰った
その時見えた望の顔は少し照れとったような気がして余計に涙がとまらへんかった
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作者名：ふぉん | 作成日時：2021年7月31日 21時
