すなお 2 (桃赤) (ページ21)

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(望side)

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午前の授業が終わってお昼休みの鐘がなる

お弁当を持っていつものように流星の席に向かおうとしたら

赤「…っこたき！」

と先輩に呼ばれた気がして廊下を見ればお弁当を持った先輩たちがおった

桃『どないしたんすか！？』

赤「…迎えにきてん。」

桃『ほんまですか？めっちゃ嬉しい』

愛しすぎてぎゅーっと抱きしめたい気持ちをなんとか抑えて先輩の頭を撫でる

なんか今日ずっと先輩の頭撫でとる気がするけどしゃーないねん

先輩がかわいすぎるから

青「行こうや」

マイペースすぎる流星の一言でいつも通り屋上ね向かう時もいつもより先輩のと距離が近いような気がして俺の心臓はバクバク

階段上るときにかすかに当たる肩とか、近いからよく感じる先輩の柔軟剤の匂いとか

全部が全部愛おしくて、大好きで

赤「っうわっ」

ぼーっとそんなことを考えとったら急にぐらりと傾いた先輩

気がついたら体が動いてて俺より小さい先輩は俺の腕の中にすっぽり

桃『大丈夫ですか！？』

階段やったからどこか怪我してへんか心配でそう尋ねればこくこくの首だけを縦に振る先輩