( △ ) 魔 女 ページ5
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「 ちちんぷいぷい 」
そう言って目の前の男ハ、私に魔法をかけてきタ。
「 なんのつもリ?夏目 」
「 寝坊した悪い子チャンにはお仕置きの魔法を掛けないト 」
「 はいはイ。夏目の魔法は私ニハ効かないヨ?
スバルクンにでもかけてきなさいヨ 」
「 相変わらず冷たいネ、Aハ 」
ぷい、と頬を膨らませた夏目。
「 はぁ、……またピアス作ってあげルカラ
そんなに不貞腐れないデヨ 」
「 やったネ、大好きA 」
にこ、と笑い上機嫌で去っていく夏目。
なんてちょろいノ。
「 おはよ、Aちゃん 」
「 おはヨ、嵐チャン。…あレ?
今日も朝からお疲れなようダネ。
私がその疲れをとってあげヨウ 」
ふふふ、と爪に黒いマニキュアが塗られた手を
嵐チャンの頭の上に置ク。
「 x x x x x x 」
呪文を言って、軽く頭を撫でタ。
嵐チャンは何が起こったのかわからない顔をしたケド、
「 すごいね、Aちゃんは!」
すぐに魔法に掛けらレタみたいに元気になっタ。
嵐チャンの眼鏡をとル。
「 美形ネ、眼鏡なしの方がイイと思うヨ 」
そういうト少し悲しい顔をして、笑っタ。
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作者名:れ ゆ た | 作成日時:2016年9月1日 18時