マフィアの吸血鬼はドーナツ至上主義【文スト】

吸血鬼１３ ページ14

『…愚痴を云う相手を間違えたな。

何回も云うが、残念乍ら儂は吸血鬼じゃ。』



本当に此れ一日に十回以上云いよるの。



『儂に、えぬの異能力は効かない。』


「えっ！？なんで…」


『儂には人間としてのまともな感情を持っとらんからの。

そりゃ元々人間じゃないから当たり前じゃが。』



此の感情もただ人間ぶっとるだけじゃ。




『そりゃ吸血鬼は人間から見れば怪物じゃし化け物じゃろ。

だから、例ええぬが化け物だったとしても其れはえぬだけじゃないぞ。

…お互い忌み嫌われ者同士、此れからも仲良くするのじゃ。』


「……“此れからも”って、僕は君に酷い事したよ」


『“した”じゃなくて“しようとした”じゃろ？

どうせ失敗したんじゃからそんなの気にするでない』



あとこんな可愛い男児と友達になれるチャンスを放る訳にはいかんじゃろ。
(本音の中の本音)



「じゃあ…また今度来てくれる？」


『嗚呼来るぞ、云ったじゃろ儂。こういうじめじめとした空間が好きと。

あと友達になった訳じゃから来ん訳にはいかんじゃろうが』


「…そうか、そうだね！」


『うむ、じゃあまた(・・)の〜』


「ありがとう…Aばいばーい！また来てね！！」



夢野と満面の笑みで別れた。


夢野は最初会った時より、あどけない笑顔だった。


うおっ！超絶可愛い！


後ろが駄目なら前から襲ってハグして来ても良いのかっ！


と思ったがやっぱり座敷牢には入れんのでやめた。



「…遅かったなA」


『矢張りショタは良えの！！』


「やめろ！！」



今度一緒にドーナツでも食べるか。


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Ｑちゃんガチ天使過ぎてやばい(語彙力)

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