職場体験の話�� ページ10
『じゃあ、行って来ますね』
「はーい、気をつけて」
探偵社から出ると懐かしいヨコハマの街。
何故私は今此処に居るのか。
本当に謎なんだよな、何もかもが……
駅に着くと、大勢の人が歩いていた。
「僕電車の乗り方わかんないからよろしく」
『分かりました』
切符を二枚買って電車に乗る。
電車の心地良い揺れで眠気が襲うが、そこは我慢だ。
「ねぇ、君さぁ」
『はっはい！』
乱歩さんはラムネを飲んでひと息つく。
まるでこっちはライオンに睨まれたシマウマの心情だ。
「……探偵社に来た事あるでしょ」
き、来た事あります！！ていうか前居ました！！
心の中でそう叫びながら、「なんですか？」という表情を作る。
『探偵社に来た事なんてないですよ。そもそも横浜に来た事が……』
「へーえ、横浜にも来た事が？」
『な、無いです』
「ふーん……」
出久、お前の大変さが今分かった。
マジでごめん。
「じゃあなんで地図も見ずに駄菓子屋まで行けたの？
しかも……僕の行きつけの店に」
げっ。
『それは、国木田さんから聞いていたので』
「僕の好きな駄菓子の嗜好も国木田に聞いたの？」
『そうです』
私が乱歩さんの質問攻めに苦戦していると、やっと電車が着いた。
……やっと。
「今はこれぐらいでやめてあげるよ」
今は、か。
『今日の現場はここから徒歩で五分ぐらいの場所です』
「あ、あの和菓子屋さん」
『ちょ、ちょっと乱歩さん！』
なんとか時間には間に合った。
しかし両手には大量の紙袋。
『乱歩さん、これ買うの後ででも良かったんじゃないですか』
「馬鹿か君は。後で行って売り切れていたらどうするんだ」
確かに……？
「今回の被害者は二十代の男性で、」
「言わなくても分かる_____異能力、超推理」
乱歩さんはあっという間に事件を解いていく。
この調子だと予定の時間より早く終わりそうだ。
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きな粉の介 - お…終わり…だと…！？いや、終わりじゃないですよね！？更新待ってますよ！？ (2023年4月4日 15時) (
レス) @page12 id: 9166b2a8c5 (このIDを非表示/違反報告)
りありー(プロフ) - 作品にもアカウントにもログインできなくなったのでこちらで新しく書こうかと思います、、このコメントに気づいてくれた方は見てくれると嬉しいですhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/riarii1/ (2020年11月25日 23時) (レス) id: faaf20b735 (このIDを非表示/違反報告)
★璃桜(プロフ) - すきです。更新はもう無いのでしょうか。出来ればお願い致します！ (2019年5月26日 18時) (レス) id: 070731c617 (このIDを非表示/違反報告)
いずむ - 更新されてて…とても良かったです！！！ これからも頑張って下さい！！！ 応援してます！！！ (2019年5月2日 1時) (レス) id: ef73cbf367 (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - うわあああああああああああ!!!!乱歩さあああああああん!!!!・・・・面白かったです。特に職場体験に武装探偵社があるおち、とっても良かったです！更新頑張ってください！ (2019年4月9日 4時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りありー | 作成日時：2018年9月24日 11時
