不良時々極甘【橙】【stxxx】

▽ ページ27

ー学校

「ジェルさんっ…」

(ジ「…」

やっと学校に行けるようになってから1週間。

今、めちゃくちゃ無視されてます。

廊下で会っても、避けられる。

話しかけると、睨まれる。

大胆に抱きしめると吹っ飛ぶ。

もう泣きそう。

こんな事絶対に無かったからすごいショック。

やっぱり…もう…

いいや、簡単に諦めてちゃダメだ。

もっと、頑張らないと。

ー

「イズさんっ」

(イ「姉貴！ どうしたんすか！」

イズさんは普段通りに接してくれるから、少し負担が減る。

「あの、ジェルさんの様子、最近はどうですか、?」

(イ「兄貴すか…最近ほんとにおかしくなったんすよ」

「例えば、?」

(イ「下っ端とかがヘマしたら前は許してくれたのに、今じゃみんな吹っ飛ぶっす…」

「あ、そっちも飛ぶのか…」

(イ「そのせいで俺もこんなんで」

そう言いながら軽く腫れた頬を見せてくる。

(イ「今も殴られ蹴られって感じで…」

「今も…?」

(イ「あ、例えっすよ」

「…!」

その時、何か嫌な予感がした。


''今も''


もしかしたら今、暴力をうけてるかもしれない。

皆も、ジェルさんも壊れる前に…

止めないと。

「…少しジェルさんの所行ってきますね」

(イ「え、怪我するかもしれないんすよ!?」

「私はどうなってもいいのでっ…」

(イ「姉貴…」

ー

ドアの目の前、胸が高鳴る。

でもここで止まってちゃダメだもの、行こう。

そう決心し、ドアを開ける。

(「兄貴っ、許してくださいっ」

ジェルさんが…下っ端さんを…

「危ないっ！」

(「ひぃっ、あ、姉貴、!?」

必死に前に立ち、とにかく守る。

「ジェルさん…」

(ジ「つっ、A…」

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