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【性格】気まま、マイペースの二点セットをほしいままにし、へらへらとした無気力で気だるげな雰囲気をまとう捻くれた青年。他に関する関心が薄く、自身に直接的な関与がなければさらりと右から左へ流してしまいそうな勢い。
と、いうのも。彼は非常に幅広い知識を所持し、加えて初めての物事でも、ものの数回で手に馴染ませることができるまごう事無き才能の持ち主。要領がよく、器用。興味本意の行動を基本とするため、義務であるか関心を持たなければ手助けすらしないのが傷。授業中に頬杖をつくことすらある。
しかし、どんな思考であろうと表面上は否定することはなく、ハロルド本人も「考えはそれぞれ」といった思考をよく見せる。並びに自己評価がかなり低いのか、はたまたこれらにも興味がないのか、いくら罵倒されても受け入れ、本人は「そうですか」と答えるのみ。だが捻くれものでもあるため、何かと反発したような余計な言葉を吐き、突っかかってしまうことが多い。
彼の思考上一人で行動することが多いが、群れに混ざるならば真っ先に長いものに巻かれる。嘘臭さもあるが意外にも従順であり、そういった場面で裏切りを起こすことはない。
しかし、彼は天才でも何でもない、むしろ何もできない青年である。
何にもできない分、誰にも気付かれないように陰で延々と、目一杯に努力する。時間を惜しまず、身心を削り、努力を重ね。そうやって、まるで天才肌であるように見せかけている。物事に対して真面目、かつ高い集中力を持つ。
同時にそれを察されて憐れみの目を向けられるのを一番に嫌っており、普段の無関心な態度はそれを隠すため。興味がないように見えるのは、自分が行動しても何もできない故。群れになる際に真っ先に長いものに巻かれるのは、自身の才能が本物の天才によって曖昧にされ、本当は何もできないことがバレないようにするためのもの。
このように一つずつ行動を裏付けると、全ては「努力を見つからないようにする」ためのものだと分かる。何も知らなければ、何でもそつなくこなすように見せるその様子は、見栄っ張りと言って差し支えない。認証要求の塊。
その半生から他人に好意を持たれることに慣れておらず、距離感を計りかねることが多い。同時に一度心を開けば、ふとした瞬間にも近付いて自ら話しかけてくるなど人懐っこい様子を見せる。そういった相手にはちょっかいをかけたり、冗談を吐いて反応を見たりと、歳相応の、本来の彼で話すことができるようだ。
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作者名:風雪妃月 | 作成日時:2021年9月17日 21時