蜂楽 廻の可愛がり日記。2

コーディネーター・めぐる！ふたたび！！ ページ8

「じゃじゃーーんっ♪」

『おぉー！男の子だぁ！』


Aが、男の子にないたいって言い出したからとりあえずそれっぽくなるように見立ててみた。

俺が小さい頃着てた赤のタンクトップと白のズボンをなぜかAが持ってて、俺がよく着る黄色と白のボーダーの服を上に着せた。
これでガキっぽく見えない。


「ボーダーの服は大きくて肩出し風になっちゃうけど、これでも十分男の子に見えるよ♪」

『これで男の子だ…♪』

「ねぇ、なんで男の子になりたくなったの？
Aはそのままのほうが可愛いのに」


まぁ、男の子みたいな格好してても可愛いけど。
それに、Aの長い髪はいじってないから、ボーイッシュな格好した女の子にしか見えない。
…っていうのはAには黙っとこうかな♪


『男の子になったら、めぐとおそろい、もっと増える』


楽しそうに、嬉しそうに、くるくる回りながら言った言葉が可愛すぎて、なんか、もう、う…っ、ってなる。

…そういえば、Aって俺との共通点がないことをむかしから気にしてたんだっけ…。
AがAでいてくれさえすれば、別に共通点なんて、あってもなくてもどっちでもいいのに。


「かーわーいーいーーーー♪」

『えへへへ』


Aをギューーって抱きしめたら嬉しそうに笑った。


「Aは俺のことだーい好きだもんねぇ♪」

『すきすき…』

「俺もA大好きだよ♪」


好き好きって言いながらスリスリしてくるの可愛い…


『…あ、』

「んー？」

『髪…。』

「あ、気づいた？
でも、髪だけはなぁ……あ！！」

『ん？』


ヘアゴムとヘアピンを小物入れから取って、Aの髪をいじる。

Aの髪をひとつにしばって、そのしばった髪を内側に入れ込んでヘアピンで固定しただけの、なんちゃってボブ


「…こんなもん？」

『おぉー髪なくなった！』

「髪なくなったらハゲじゃん！あっははは！！！
ヤバいA！！ウケる！」

『これで一緒！』

「そうだね♪」

『これで女の子は入れないとこでも一緒に行ける！』

「…それはどうかな？」


Aは小さいし細いけど出るとこ出てるタイプだから、ぶっちゃけそれはムリだろうけど。
だって今も可愛い胸と太ももがチラチラ見えて、噛みついてもいいよ♡って俺のこと誘ってる。



『ん？』

「A、こういう格好は俺の前でだけね？」

『え！？…ひゃっ』


Aの太ももを軽く噛んだ。

可愛い反応…。

ね、ダメだよ絶対。




「…わかった？」

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