蜂楽 廻の可愛がり日記。

ラブ ユー オンリー ページ30

『愛してるゲームってなに？』


寝っ転がってディエゴの動画を、あんなすげードリブル出来るようになるにはやっぱもっとフワッとササッとドバーーンッてしないとダメかなーとか考えながら見てたら、さっきまで俺の上で寝っ転がってたAが唐突に言い出した。



「愛してるって言い合って、照れたり笑ったりした方が負けってゲーム…だった気がする。
ゲームよりサッカーのが好きだから、ゲームの話はよく知らないけど、そんなんだったはずだよ」


ゲームよりサッカーのほうがずっと楽しくて、サッカーより楽しくて面白いものはないと思ってたから、ゲームとかそういうのには詳しくないけど、同級のやつらが話してるのが耳に入ってきたり、テレビでチラッと言ってたりして、簡単なルールは聞いたことがあったからAに教えてあげた。


『へぇー
じゃあやってみようよ』



ありゃりゃ、Aが自分から負けに来た♪


でも意外。
Aがこんなゲームに興味持つとか、今までなかったし。



「ちょうど見終わったしいいよ！
けど、Aが瞬殺されるのは確定だよ？」

『わかんないよ？
だって、めぐは自覚してないみたいだけど、めぐも意外と照れ屋だもん
それにめぐはすぐ笑う』

「あー、すぐ笑うは自覚あるかも
照れ屋は初見〜
じゃあ、どっちが照れ屋か勝負だね♪」


確かに、俺のことよくわかってるのはAだし、Aに言われて自覚できたとこもいっぱいあるから、Aが言うならそうなのかもしれない。

それに、Aに愛してるなんて言われたら、嬉しくなって絶対笑ってしまう


でも、これは
Aと俺の勝負でしょ？


『負けないよ』

「上等！俺も負けてやんないよ♪」


Aになんて負けられない

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