蜂楽 廻の可愛がり日記。

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優に話して部屋に戻ったらAが俺がさっきまで使ってた枕を泣きながら抱きしめててめちゃくちゃ可愛かった。


「廻も来て」

「え！？」

「え？」

「あ、なんでもない。」


弱ってるA可愛い〜で頭いっぱいになってたら優に呼ばれて頭の中を読まれて怒られるかと思ったけどちがった。


「とりあえず、Aちゃん、下着にはこれを付けて、定期的に取り替えてね！シーツのことは何も気にしなくていいから！どうせ廻のだって軽く思ってね」

「ねぇ、A、どうだった？やっぱり怪我？傷口は見当たらなかったけど、血が出てるってことは怪我だよね？」


シーツを取っ替えられたベッドに横になってるAの横に座って優に聞いた。


「怪我…んー、あのね、これは生理って言って、女の人は必ず、１ヶ月に１回1週間なるもので、妊娠に備えて成熟した子宮内膜が剥がれ落ちて体外に排出されることのことを言うの。」


…、赤ちゃん作ってもいいよって脳から命令を受けて身体が反応したってことだね
つまり、生理があるってことは、赤ちゃん作って大丈夫な準備が出来てるってことだ。


「じゃあ、Aはもう赤ちゃん作れるんだね？」

「まぁ、そうなるね
でもAちゃんは今初めて来たから、まだまだ未熟で不安定だから身ごもる可能性は低いかな」

『……死なない？』

「大丈夫だよ」

「ねぇ、それって痛みとかないの？だって要らなくなった膜が剥がれるんでしょ？」

「人によって差はあるけど、痛みがある人もいるしいない人もいるかな」

「A、どっか痛い？」

『……今は痛くないよ。でもぼーっとする』

「だから、出来るだけAちゃんのそばにいてあげてね」

「俺がAから離れるわけないじゃん♪」




『めぐ。めぐめぐめぐ』

「ビックリしたね、でも大丈夫だってさ。
元気が出たら遊ぼっか！それまではずーっと一緒にいるからね♪」

『…どっか行ったりしないでね』

「もち♪」

『ちょっとでも離れたらいやだ』

「うん♪」


優が部屋を出てからのAは俺にベッタリ
いつもより素直で甘えん坊だ。
素直でベッタリで可愛い〜
これも影響かな？
だとしたら結構いいかも♪



『めぐがいなくなったら生きていけない…
さみしくて息できない…こわくてしんじゃう…』


……っ。
そんなこと、普段なら絶対照れて言わないのに。



「ほんと可愛すぎ…どれだけ俺を骨抜きすれば気が済むの？

大丈夫だよ、Aのそばにずっといるから安心して？」

吸血鬼したい年頃→←しょちょう。

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