蜂楽 廻の可愛がり日記。

縛りたい ページ2

「ねぇ、縛っていい？」

『え？』


何を言ってるのって、顔をされた。
うん、俺も自分で言ってて何言ってんのって思ったよ

でも、縛ってみたい

Aの白くてやわらかい肌をぎゅーーって。
痕ついちゃうくらい


「手だけだから！お願い！！」

『…そんな頼み込まなくても、驚いただけでべつに、めぐなら何してもいいよ』


そういうこと平然と言っちゃうから、俺がどんどん調子乗っちゃうんだよ、A♪


「じゃ、そこのイス座って♪」

『わかった』


洗濯でも料理でもカレンダーめくるのでも何でも、小さいAでも不自由なく出来るように用意してる台代わりのイスにAを座らせた

足が床につかないの可愛い…♪


「ふふん♪
こんなもんかな？」


俺の制服のネクタイで手首を縛った。


『めぐ、ネクタイあったんだ』

「うん、一応。
でも堅苦しいのムリだから俺は付けてないけどね♪


…それよりも、」


縛られたAは想像以上に加虐心を煽ってくれた。
…痛いことはされるのもするのも嫌なんだけど、何故か、ときたま、Aには、無性にそういうことがしたくなる。
縛りたいっていうのも、そういう欲があったから、出てきたんだと思う。


「よく似合ってるよ、A」

『…めぐ』


……他のところも縛ってみたい。


「他のところも縛りたくなっちゃった。
ちょっと取るね」


Aの手首からネクタイを取って、どこを縛ろうか考える。

どこがいいかな？
足？…いや、ちがう。もっと別のとこ。
目隠し…は、絶対やだ。
欲に溺れてるときのAの眼ほど俺を芯からゾクゾクさせてくれるものはないから。
もっと他、Aなら、どこまでも俺をゾクゾクさせてくれる。楽しませてくれる。身体の芯から俺を生かしてくれる。


……首。

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