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⠀ ⠀ ⠀
私たち以外のクラスの実行委員は既に集まっていて
穴に埋もれたくなるくらいの視線に耐えながら
席に腰掛けた
豆原くんが自己紹介をすると
3年生の先輩たちが盛り上がった
川「 純喜と仲いい子だよね 、俺純喜と同じクラス ！ 」
豆「 あ 、蓮くん ？ よく純喜くんから話聞きますよ 」
川「 俺もよく純喜から聞くよ 」
豆「 それはなんか恥ずいっすね 」
顔が とろん って溶けたみたいに
照れくさそうに笑った豆原くん
くすぐったくなるような
胸がきゅん って音を鳴らした
豆「 七瀬さん 、学祭なにしたい ？ 」
「 ええ ！ わたしより豆原くんのほうが楽しそうな案出せるよ .. ？ 」
豆「 なんで ！ 参考になんかちょうだい 」
「 ん 〜 カフェとか 、色んな人来れるかな って思うなあ 」
豆「 いいじゃん 、人たくさん来るのがいいよね 」
今まですこし豆原くんと話して気付いたことがひとつ
豆原くんは否定しない
なんでも 「 いいじゃん ！ 」 って
たくさん褒めてくれるから 、なんだか気持ちがふわふわする
豆「 てか委員会長すぎでしょ ！ 」
「 本当にね 、つかれたあ 」
豆「 七瀬さんもう帰り ？ 」
「 うん 、もう帰るよ 」
豆「 俺も帰るし 、一緒に帰ろ 」
すこしびっくりして戸惑ったわたしを見て
「 学祭の話したいじゃん ！ 」 って 、
断る理由なんてないから
こくん と頷くと
喜んでいて 、かわいいな って思った
豆「 てか 、七瀬さん家こっちなの ？ 」
「 うん 、豆原くんは ？ 」
豆「 俺もこっち 、あのコンビニめっちゃ近いよ 」
「 うそ 、わたしもだいぶ近いよ 」
豆「 まじ ？ すご 」
「 でも 、豆原くん中学反対じゃなかったっけ ？ 」
豆「 引っ越したから 、最近 」
ぐんぐんと豆原くんとの距離が近くなって
正直住む世界が違う なんて一線を引いていた豆原くん
その彼とこんなにも親しくお話できてるなんて 、夢みたい
豆「 七瀬さん 、またあしたね 」
「 うん 、またあした 」
「 豆原くん 、送ってくれてありがとう 」
豆「 ぜんぜん 、帰り道だし ！ 」
曲がり角のギリギリまで
手を振るのをやめない豆原くんをみていると
自然と口角が上がって
すごくすごく 、幸せな気持ちになった
今まで味わったこともない感情
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彗(プロフ) - 緋奈さん» ありがとうございます (T-T) 新作も出しているのでぜひ見てみてください ♩♡ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きで毎日楽しみにしてました！❤︎" (2022年5月31日 21時) (レス) @page44 id: 2400ce7d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2022年4月27日 20時
