185話 ページ6
その後、
凪くんから背中を押され、クリスに引き渡された私は、
不機嫌だった。あの男に絶対いつか復讐してやる。
「凪はいい素質がある」
『そうだね』
「だが、創造性がない。。言いたいことがわかるか?」
『成長する余地があるってこと?』
「それもそうだが。」
凪くんのデータ情報も見てクリスが呟いていた。
パートナーの関係や力量によって左右される選手であるため、
他の選手たちと比べ、成長や発見がものすごく厳しく難しいことを。
パートナーを変えたからと言って
凪くん自身のステータスは変更されない。
「そこで第三者の意見を取りいれたい」
『ほう?』
「お前ならどうする??」
_今まで数多くの人間とサッカー選手たちを見極めてきたお前なら
『ノア目線とかじゃなくて?』
「お前はどちらかっていうと
そんな言葉が聞こえたが無視した。
だが、クリスの言いたいことも考えていることもわかる。
凪くんばかり視線を見ているようじゃ、周りに示しがつかない。
『難しいねー』
「アイツはまだ高校生だ。
だが、サッカー歴半年と思えば群を飛びぬける天才素質。
ある意味注目を浴びやすく
壊れやすい状況でもあるわけだ。
サッカーに情のない人間は
簡単にやめさせることもできる。
さて、どうしたものか_」
クリスは頭を抱え、黙り込んでしまった。
まったく、彼らしくもない。
『凪くんが自分でしたいことが見つかるのが一番いい解決策なんだろうけど』
「あの無気力を脱する策か」
凪君のデータを見ながら思った言葉が、つい口から溢れていた。
凪君がやる気を出してくれるような環境とすれば。。
「アギにも話は通しておくか」
『それは指導者に任せる。私は口出せないから』
君たちの世界に私は入れないんだよ。
【アンリ:ドイツ棟にも顔出すように】
なんて通知が届いた件に関して
カイザーやネス君から執念でも抱かれてそうだと思った私の勘は
結局正常だったようだ。
マジで逃げ出したい。。
そう思っても自分の希望通りにならない人生に
嫌気がさした瞬間であった。
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AY(プロフ) - とても面白いです!!!私の好みにドストライクでした!これからも頑張って下さい (6月29日 16時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございますぅ!これから気合を入れて更新頑張らせていただきます!((*_ _) (5月10日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» 最高ですね❗❗体調に気をつけて下さい!!頑張って下さい👊😆🎵応援してます✨ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございます!色々なキャラと絡ませて行きければ良いなと思っております!体調管理に気をつけながら更新していきます、よろしくお願いします✨️ (5月9日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» イングランド組の絡みも最高ですね✨♥️無理をしないで下さい( ノ;_ _)ノ応援してます✨♥️ (5月8日 14時) (レス) @page31 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
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