182話 ページ3
「病気を隠していたのは雪宮剣優だけではなかったか。」
絵心甚八が呟いた。
《神楽A様宛
※至急 健康診断を受診してください》
そう書かれたおそらくかかりつけ医からだろう。A宛に病院からの書類封筒一式。あいつ、まだ隠してやがった。絵心は怒りよりも呆れていた。
「絵心さん?」
「アンリちゃん。今すぐにアイツを病院に行かせろ」
「え、もしかしてどこか悪いんですか!?」
あの帝襟アンリにも告げずに
神楽Aという人物は最期の時まで1人で、周りの人間たちに隠し事をしたまま何処かに去るつもりだったのだろうか。だが、コイツがこうした所でアイツらが素直に手放すとは思えん。
「心臓だ」
「!!」
心臓に抱えた病気に比べれば
他の病気や怪我の危険レベルが下がってみえる。だが、それにしても、こいつはずっと隠し通すつもりで日々俺たちと通常の人間のように、普通の一般人として過ごしていたというのか?
【__アイツは弱いからな】
誰よりもAを知ったような口調で
態度で、目線で告げた。
【アイツは第三者に守らせてもくれない自我を貫く
___わがまま女王だ。】
「アンリちゃん、A呼び出して」
「了解です!」
アンリが内部アナウンスをかける準備を始めた。出会った時から承知してたが、本当にアイツは手のかかる問題児だ。奇人すぎる。もしくは変人か?
「アイツはこの事知ってるのか?」
「あいつ?」
「
「連絡して聞いてみましょうか、?」
「よろしく」
心臓の病の持ち主と聞いて少し納得しかけた自分がいる。
太陽の日差しが苦手、人混み苦手、運動が苦手、そして、偏食家。アイツは自分並み、いや自分以上の偏食家だろ。
「もう隠し事なんてさせるか、あのバカ娘」
絵心は決意した。
そして、
Aを探す人物が次第に増えていくのである。
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AY(プロフ) - とても面白いです!!!私の好みにドストライクでした!これからも頑張って下さい (6月29日 16時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございますぅ!これから気合を入れて更新頑張らせていただきます!((*_ _) (5月10日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» 最高ですね❗❗体調に気をつけて下さい!!頑張って下さい👊😆🎵応援してます✨ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございます!色々なキャラと絡ませて行きければ良いなと思っております!体調管理に気をつけながら更新していきます、よろしくお願いします✨️ (5月9日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» イングランド組の絡みも最高ですね✨♥️無理をしないで下さい( ノ;_ _)ノ応援してます✨♥️ (5月8日 14時) (レス) @page31 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
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