193話 ページ14
｢でも、おかしいと思わないか？｣
｢何がだ？｣
神楽が去った後、
潔は何かが腑に落ちていなかった。
｢玲王の話だとAはすぐにドイツに向かったはずだ。それなのに＿＿なぜノアに会えるんだよ。｣
そう辻褄があっていないのである。
玲王の話ではAは１ヶ月ほどドイツに滞在した後すぐさまイングランドに向かった。そこまでは分かる。だが、なぜお嬢様であるはずのAが貧欲に満ちたスラム街に赴いたのか。
｢おや、アシスト好きの世一くんは
今現在 他人を気にかけている隙はあるんだろうか。｣
｢げ｣
｢失せろ失せろ｣
疑問に思っていたところにカイザーがやってきた。１ヶ月のドイツ滞在でAがよく会っていたという面識がある相手。だが、今の潔はそんなことを知る由もなく目の前に現れたカイザーに嫌気がさしていた。
｢せっかくアイツのことを教えてやろうと思ったんだがな｣
｢カイザー。
世一のやつAの薬の所持してますよ｣
｢は？｣
ネスが急に現れるや否や潔がAの薬を持っていることをカイザーに告げた。
｢世一、それを寄越せ｣
不機嫌そうなカイザーは潔に早く薬を手渡すように指示を出した。だが、潔にとっては人経由で本人の元へは戻したくない性分であったため、断ることにした。
｢なんでお前に渡さなきゃいけないんだよ｣
＿＿俺が渡すから大丈夫だって
そういう潔の言葉に
カイザーはまたしても不機嫌な表情になる。何が気に食わない様子である。誰か回収班呼んでこい。そんな心の声が黒名から聞こえた気がした。
｢お前ごときが
アイツの良き理解者にでもなれると思ってんのか｣
｢僕ですら懐柔させようとしてくれないんですから｣
喧嘩腰のドイツ組の2人。
だが、潔も黙ってはいられない。
＿＿＿Aのことを理解していない人間。
そう認識出来るからであった。
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AY(プロフ) - とても面白いです！！！私の好みにドストライクでした！これからも頑張って下さい (6月29日 16時) (
レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございますぅ！これから気合を入れて更新頑張らせていただきます！((*_ _) (5月10日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» 最高ですね❗❗体調に気をつけて下さい！！頑張って下さい👊😆🎵応援してます✨ (5月9日 11時) (レス) @page32 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - 魑魅魍魎さん» ありがとうございます！色々なキャラと絡ませて行きければ良いなと思っております！体調管理に気をつけながら更新していきます、よろしくお願いします✨️ (5月9日 8時) (レス) id: 5e705db2d2 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅魍魎 - 楓子さん» イングランド組の絡みも最高ですね✨♥️無理をしないで下さい( ﾉ;_ _)ﾉ応援してます✨♥️ (5月8日 14時) (レス) @page31 id: 0529b76d34 (このIDを非表示/違反報告)
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