なんでか羊が寄って来ます

一緒に行きたい！ ページ10

森「よろしい、では行きなさい。良い報告を期待しているよ______おや？中原君の」

中「A！何してんだよ！」

そう云って中也が私の元に走ってくる

太「過保護」

中「過保護で良いんだよ！」

『う……くるひい』

力強気抱きしめられて痛い

中「悪ィ、大丈夫か？何もされてないか？」

『されてないよ……と云うか私十三歳！もう大人！』

太「まだチビじゃん」

そう云われて思い切り太宰を睨む

太「おー怖い怖い……」

そう云いながら太宰は私の手を掴む

『……？』

太「どうせ一緒に行く〜とかい云いそうだから」

中「はあ！？ダメに決まって______」

『行く！ありがとう！』

そう云ってギュッと握れば太宰は優しく微笑む

……良い人、かもしれない

中「俺は許さねぇぞ！」

太「煩いなあ先に行こう」

『はーい』

そう云って歩く

中也が無茶したら止める様にって羊の皆に云われてるしね

そう思いながら中也の言葉を無視して外に行く

『……ビルばかり』

太「そりゃね、都会だから。こっちだよ」

中「待て！」

そう云いながら中也より先に行く

都会……凄い

人と自動車が沢山だ

いつか私も今場所を大人になったら歩けるのかな

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