盧笙先生と素敵な学校生活を送るはずでした。に！

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うちは、風呂から上がってさぶちゃんに声をかけて
電話をするため、廊下に出た




ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙ(ｶﾁｬｯ

？「もしもし」
『あ、おとーさん？Aだよ』
？「Aか、どうしたんだ？」
『あのさ、うちって本当に一人っ子？』
？「なんか、言われたんか？」
『いや、なんか急に頭の中に6人家族の写真が…』
？「流石に最後まで隠せなかったか」
『どういう事？』
？「そうだよ。俺らは6人家族だ。母親は今いないから5人家族。」
『3人は？誰？』
？「山田一郎、山田二郎、山田三郎」
『え？でも苗字違うよ？』
？「その3人とは縁を切ったんだ。お前らが小さい頃3人は施設に預けた」
『なんで…そんな事…』
？「金がなかったんだ」
『でも、今、沢山あるじゃない！』
？「今はな」
『どうやったら、あんなに稼げるのよ。
貧乏から金持ちに変わるって詐欺師ぐらいじゃないと…って…もしかして』
？「そのもしかしてだよ」
『ずっと、うちは誰かから騙し取ったお金で生きてきたってこと！？
何それ！ありえない！最低じゃない！』
？「Aの為を思って 『うちの為を思うならこんなこと…しないでよ…』…」
『もういい。あんたとは縁を切る』
？「どこで住むんだ」
『山田家に住ませてもらう。今月には出てく』
？「どこにいるか分かるのか」
『今いる』
？「そうか。まぁ、それならいつか会うだろうな」
『は？』
零「いや、いつか分かるから言わないよ」
『あっそ、でも、会うつもりないから』
零「そうかい」
『もういい。さよなら。【嘘つき零さん】』



ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ



うそ…
嘘つき！

じゃあ、いち兄たちは本当に家族？
なんで……黙ってたの！

もうやだ…




廊下で叫んで泣いてる私を心配して二郎がやってきた

二「おい、大丈夫か？」
『ジロちゃん。私、ここに住む』
二「は？」



その後、4人みんな集まってさっきのことを話した


一「まさか、本当にAと家族だったなんてな」
二「それより、これからどうするんだよ」
三「今月には出てくと言ってしまいましたしね」
一「普通にもう家族なんだからここに住めばいいじゃねぇか」
『ほんとにいいの？』
一「当たり前だろ！丁度空いてる部屋あるしな」
二「まぁ、そうだな」
『じゃあ、もうあの家には居たくないから明日すぐに荷造りしてくる』

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