盧笙先生と素敵な学校生活を送るはずでした。に！

like54 ページ19

私は左馬刻と席に座り
結果発表を待っていた

『ねぇ、左馬刻』

ステージを見つめながらそう問う

左「なんだ」

こちらをチラッと見てから
私と同じように、ステージを見つめ答える左馬刻

『私ね、これでお父さんたちが優勝して大阪ディビジョン代表になったら
盧笙先生に告白しようと思うんだ』

ちょっと、声が震えていたのに気づいてか
左馬刻が私の背中を撫でながら

左「いいんじゃねぇか」

と、優しい声色で言う

『でさ、もし振られたら付き合ってくんない？』

最悪なやつんなんて分かっていても
不安を無くす為にいってしまった

左「おう、降られなくてもきていいからな」

きっと、左馬刻は分かっている
私が言った理由

『なんでもお見通しじゃんかw』

独り言で言ったつもりだったが
左馬刻は

左「ハッ、昔からの付き合いだろ」

と自慢げに返してきた

『そうだねw』

少し不安も和らいだ








『ありがとね(ボソッ』


誰にも聞こえない声で、そう呟いた

like55→←like53

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す