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あれである。
生物部の子が、これから解剖する予定のカエルを見る目…。
もしくは、玉の輿を狙う女が合コンで相手を見定める目…。
MAKE「たしかに、やりがいがありそうね。こっちおいで！」
ぼうっとしていると腕を引かれて、鏡の前に座らされる。
「あ、ありがとうございます。」
よく分からないが、お礼を言う。
MAKE「うん、私が絶世の美女にしてあげるから。」
いや、別にいいですけど。でも自分がメイクでどこまで変わるのか気になるところではある。
だって『整形メイク』って言葉があるくらいだよ？
T大ブスの限界って興味あるでしょ？世界のバンタンのメイクヌナだよ！
MN「じゃあ目を閉じて。」
慌てて目を閉じる。
顔の上を何度もブラシの毛先が走り、くすぐったさを懸命に
こらえる。
それに、目を閉じているから、何をされているか全く分からない。
思わぬところにブラシが当たるたびに、背筋がゾクゾクとする。
メイクって、こんなものなのか…
A、この年にして新しい発見をしました。
お父さん、お母さん。世の女性は毎日こんな苦行？をしているのですか？
あと、数秒で笑い出しそうな時、ブラシが止まる。
MN「はい、できたよ。」
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作者名：AULA −輝き | 作成日時：2019年4月8日 17時
