Company 1 ページ3
Company 1
五月蝿いアラームを止めるところから私の一日は始まる。
目を擦りながら起き上がり、姉が寝ているはずの隣のベッドに目を向けるがそこに姉の姿はなかった。
「あれ、姉さん先に起きたのかな…めずらし」
ふとベッドの横に据え付けられた机に目を向けると、姉からのメッセージが書かれた付箋が貼り付けられていたのに気付く。
Aへ
昨日夜遅くまで仕事してたでしょ？
今日は朝から春組の公園の打ち合わせがあるけど
急いで起きなくていいから！
ちゃんと寝て!!絶対ね!!
朝ごはんはカレーだよÜ
いづみ
可愛らしい大好きな姉からのメッセージを見てほっこりしていたが、副監督たるもの打ち合わせに参加しないなどありえないので急いでベッドを抜け出す。
あと、朝ごはんはオムライスにしなくてはならない。
気の合う姉だが昔からカレーかオムライスかでの意見があったことは一度も無い。
パジャマを脱ぎながら髪をとかし、スケジュール帳をめくる。
今日は8時から会社に出勤して、17時からは日テ〇での新ドラマの説明を受けなくてはならない様だ。
ならば服装もちゃんとしなければならない。
カジュアルな服装を好む姉とは違い、私はかなり衣装持ちの方だ。
カジュアルな方が好きだが、仕事上少しそういう格好ではできない。
3着ほど新調した服を取ってきて、鏡の前で何度か合わせる。
「…うーん、今日は気分的にはこれ、かな」
赤いレースのワンピースを選んで身に付ける。
そしてすぐ適当な小物を選びメイクをする。
軽く身支度が出来たと感じ、上に上着を羽織って走るように部屋を出た。
紬「うわっ、先生、おはようございますっ」
貴「紬さん、おはようございます、ごめんなさい急いでるんですっ」
紬「転ばないようにしてくださいね」
朝から花壇と向き合って頑張ってるなとか思いながら稽古場に着いた。
貴「ごめんなさい、遅れました」
い「A、寝ててってば」
姉は少し顔をしかめて私に言う。
貴「いいの、しっかりやりたいから」
咲「センセイっおはようございます！」
真「赤いワンピース…色っぽい…好き」
貴「遅れてごめんね」
綴「そんな遅れてないっす、5分くらい前に始まったんで」
シ「真澄がまた寝ぼけナマコだったヨ！」
至「寝ぼけ眼な…食えちゃうだろ…」
至さんのツッコミにいつもの元気が無い。
そのほか4人は通常運転である。
い「まぁAも来たことだし打ち合わせ続けよう」
……To be continued
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さすらいの吹奏楽部(プロフ) - 設定から面白そうですね！ 密と十座くん（笑）に期待しています。頑張ってください！ (2017年12月24日 10時) (
レス) id: a97a7b3a4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ食べたい(プロフ) - 面白ですね！大人になった真澄君出てくるなんて驚き！で楽しみです！ (2017年12月21日 12時) (レス) id: 4df68326e3 (このIDを非表示/違反報告)
みはネコ(プロフ) - A3!ですね。とても楽しめました！また頑張って下さい！ (2017年12月12日 18時) (レス) id: 5a99cb93bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂 | 作成日時：2017年12月12日 7時
