ニノと潤の食事 ページ37
潤「ニノってゲームすんのな。」
枕元にﾎﾟｲｯとされてる２つ目のDSを見ている潤。
ニノ「えぇ、まぁ。暇なんですよ。」
潤「智と寝てたくせに？」
ニノ「ﾌﾞｯ
み、見たの？！」
潤「そりゃあ、智の部屋は行くでしょ」
ﾆﾏﾆﾏと笑う。
潤「２人、どんな関係なの？」
ニノ「それを聞くために来たんですか？」
潤「そーじゃないけどさ、
ちょっと気になったから。」
ニノ「別に変な関係じゃありません。」
潤「手ぇ握りあってたのに？」
ニノ「ﾌﾞｯもーやめてよ変な想像するの。
何もないですって。」
潤「ｱﾊﾊ、ごめんごめん」
楽しそうに笑う。
ニノ「智が弱ってたんで、傍にいただけですよ。」
潤「・・・そっか・・・」
黙って食事を始める潤。
ニノ「潤君も、今日はゆっくりの日ですか？」
潤「ん、そう。」
ニノ「なんで相葉さんと一緒じゃなかったの？」
潤「いつもいつも一緒ってことないわぁ」
またｱﾊﾊと笑う。
リアクションは相葉さんと同じなんだなと思うと、
ﾆﾔﾆﾔしてしまうニノ。
潤「ニノは一見元気そーだね？」
ニノ「よく言われます。実際に元気ですし。」
潤「そーなの？」
強い目力で、ニノをじっと見つめる。
ニノ「俺に穴開ける気ですか。」
潤「へ？」
ニノ「俺の場合は大人しくしてれば
そんなに体調崩すってことはないんです。」
潤「へぇ〜そーなんだ。」
ニノ「なんか新鮮。誰かとご飯なんて久しぶりです。」
潤「俺でよかったらいつでも一緒に食うよ？」
ニノ「ﾝﾌﾌ、ありがと。」
一見怖そうに見える潤だが、
話してみると案外普通だった。
むしろ、優しさすら感じる。
潤「ごちそーさまっ」
潤の勢いに乗せられて手を合わせ、
トレイを戻しに行ってから一緒に智の部屋へ。
ｶﾗｶﾗ
潤「智おきた？」
潤の呼びかけに、智の咳き込む声が答えた。
智「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
相葉「大ちゃん！！」
ｵﾛｵﾛとしている相葉の立ち姿が目に入る。
前屈みになり、うずくまっている智の細くて小さな背中が見える。
相葉「あっ良かった！大ちゃん、急に具合悪くなっちゃったみたいでっ」
急いで智の背中をさするニノ。
ニノ「智？胸痛いの？呼ぼうか？」
智「ｺﾞﾎｯニ、ノ・・・？ｺﾞﾎｯ」
涙目でニノの服の裾を掴む。
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作者名：天の子 | 作成日時：2019年7月14日 14時
