epilogue ページ5
「しかし不思議なものですね」
「？何がですか？」
「いえ…、そちらの蜥蜴丸のことですが」
あんなに和やかに他の刀剣達と触れ合っているのは初めて見ましたよ。
今まで私が見てきた彼は、常に周囲と敵対関係ばかり築いてきていましたから。
＿＿＿"元主"としては嬉しい限りです。
……元、主？
意味が分からずポカンとしていると主任さんは苦笑いして言った。
「まあ、だからこそ本霊のあの子と仲良くしている
嫉妬してしまいますよ。あの子はもう私の事なんて忘れてしまっているでしょうし」
重立。
どこかで聞いた名前のような気がしていた。
「………実在したんですね、蜥蜴丸って」
「まあ、バケモノを倒して救った当村とその周辺一帯がのちに飢饉で滅んでいますからねぇ。
全部あの子がもたらした呪いですよ。
村の者が戦いの一部始終をこっそり見ていたようで………全盛期の蜥蜴丸の刀身を見てしまったのでしょう。
だから覚えてる人なんていませんよ。当事者たる私以外で」
「…蜥蜴丸の呪いって、そんなに強いものだったんですか？」
「妖刀ですから。私がこうして今を生きているのもあの子の呪いのうちなんですよ。
持ち主だからこそ受ける呪いも格段に強くなる」
「……蜥蜴丸は、五虎退とか燭台切なんかと仲良いですよ。甘党みたいで。
菓子とか持って来たら絶対喜ぶと思いますし、今度ようす見にでも来ませんか？」
「………お気持ちはありがたいのですが、辞退させていただきます」
「どうしてですか？…会いたくないんですか、蜥蜴丸に。
話とか、したくないんですか？」
「どうせ私の事なんて覚えてませんよ、あの子。
今さら会って、話をして、……何になると言うんですか？ 周りに不幸ばかり撒き散らしてきた、一番不幸だったあの子がやっと幸せになれたんですよ。
……私はその邪魔をしたくない」
NO side
「……それじゃ、今回のことはありがとうございました」
「ええ、こちらこそ。一応何度か実験を繰り返して半年ほど後に村雨丸は本実装となりますので、それまでは演練などには連れて行かないように」
「分かりました。…ほら帰るぞお前ら！お姉さまも蛍丸ばかりに構ってないで仕事戻れよ！」
「じゃあねー」
「姉御また今度お会いしましょうね！」
「……主さま、お元気で」
「！……ああ、お前もな」
fin.
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ぽいとねす(プロフ) - 響さん» 了解いたしました！多少（）時間がかかるかとは思いますが、なんとか書いてみようかと思います！コメントありがとうございました(о´∀`о) (2017年8月19日 8時) (
レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
響 - あと 元主 と 蜥蜴丸 の話とかもっ オナシャス！！！ (2017年8月19日 0時) (レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
響 - ここで完結じゃなくて 続けて欲しい 「壁」^ω^ )/ 番外編は 蜥蜴丸と村雨丸 が 出会った時の話とか、、、 オナシャスッ！！！！ (2017年8月19日 0時) (レス) id: 97b1ec965e (このIDを非表示/違反報告)
ぽいとねす(プロフ) - 赤いブーちゃん( ?????)さん» 恐縮であります隊長…！次いつ更新できるか分かりませんが、できるだけ頑張るつもりであります(*ﾟ∀ﾟ*) コメントありがとうございます、癒されました(´∀｀) (2017年8月16日 10時) (レス) id: 005b539104 (このIDを非表示/違反報告)
赤いブーちゃん( ?????)(プロフ) - 続編おめでとうございます！ヽ(≧∀≦ )ﾉ☆祝☆ヽ( ≧∀≦)ﾉ自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！壁|ｮ･ω･｀o)ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃｯ♪ (2017年8月15日 23時) (レス) id: f96eefe567 (このIDを非表示/違反報告)
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