男嫌いの忍たま女子【忍たま乱太郎】

1話 ページ2

ｼｭｯｼｭｯ…
　ｼｭﾀﾝｯ…ｼｭﾀﾝｯ…

『………。』


　 ｼｭｯｼｭｯ…
　ｼｭﾀﾝｯ…ｼｭﾀﾝｯ…

木下「よし、やめ！」

「「ありがとうございました！」」


木「A出来たか？」

『はい、五年生の記録付けは楽ですからね』

木「そうか、ありがとなAも戻れ」

『そうですか、では』



ふぅ…

明日は一年は組か…
憂鬱でしかないな


「あっ、Aー！」

まったく…何なんだ…

『…何だ善法寺伊作』

善「いやぁ、用は無いんだけどさ」ｱﾊﾊ…

『そうか、なら呼び止めるな時間の無駄だ』

善「えっ…あ、ごめんね！」

『じゃあな』

こんな事に時間を潰すなんて…


善「あっ、待って！」

『今度は何なんだ』

善「今から夕食食べに行くんでしょ？」

『そうだが、何かあるか』

善「一緒に行こうよ！」

『……………まぁ、いいが』

善「間が気になるけど…まぁいいや！行こう！」

『……』

何故こいつはこんなに私に絡もうとするんだろうか…


善「Aはさっきまで実技の記録付けだったの？」

『あぁ、』

善「そうなんだ！何年生の？」

『五年だ』

善「五年生か！どうだった？」

『楽だった』

善「あはは！そっか！上級生だもんね！」

『そうだな』

善「明日は…」

『善法寺、お前は何故そんなに私に絡もうとするんだ』

善「え？」

『最近ずっと思っていたがこの頃お前はよく私に絡んで来るな』

善『う、うん』

『お前は何が目的でこんな事にしてる』

善「目的って…」ｱﾊﾊ…

『何が目的なんだ』

善「うーん…」

こいつ…目的が無いわけではないよな…

善「強いて言えば仲良くなりたいからかな！」

『………………は？』

善「だから、仲良くなりたいんだ！」

『そうか、そんなバカなこと考えてたんだな』

善「馬鹿って…」

『安心しろ』

善「え…それって…！」

『無理だ。』

善「そっちか…」ｶﾞｸｯ

『まぁいい、そんな所突っ立ってないで早くしろ』

善「あ、うん！」

『…早くしろ』

善「今日のご飯は何だろうね！」

『さぁな』

善「食堂のおばちゃんのご飯は何でも美味しいんだけどね！」

『当たり前だろう』

善「そっか！当たり前だね！」

『あぁ』


こいつの考える事は今も昔もよく分からん…
ホント不思議なやつだ…









昔とかわらんな伊作…

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