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116阿部side ページ35

照、目黒、舘さんには明日説明するからと言って、まともに歩けもしないふっかを抱えてベッドにまで運んだ。


阿「酔い過ぎだろ…」

深「誰のせいだと思ってんの。俺は阿部ちゃんと話そうと思ってたのにわかりやすく避けるからさー」



仕事の話かと思ったけど、この前の件で話そうとしてくれてたんだ。



阿「ごめん」



気まずいからと避けてた俺は酷いやつだ。



深「もーいいよ。今話すから。」

阿「いま?」

深「あたりまえ!言っとくけど、マジの話だかんね」



真剣な顔で言うふっか。酔ってるのに、こういう所だけはちゃんとしてる。



阿「分かった。先に言っとくけどあいつらだけじゃなくて、俺もふっかのこと好きだからね」

深「なんだよそれ…」



ふっかが今から何を話すのか、全く予想がつかないけど、みんなふっかが好きだからどんな選択をしても力になる。そんな意味も込めて、普段は言わないけど「好き」だなんて言った。

俺らを救ってくれたように、俺らもふっかを救いたい。

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作者名: | 作成日時:2020年9月21日 18時

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